生け花で使用した
花材についての辞書です

御参考になさってください



《ア》

【アイリス】
和名:オランダアヤメ
アヤメ科
水揚:良い・水切り
※一つの花茎に通常二輪花が咲 くので、一輪が枯れた後
その花を摘んでおくとそこから二輪目が咲く。


《カ》

【燕子花】
別名:カオバナ・カオヨグサ
英名:japanese iris
分類:アヤメ科 アイリス(アヤメ)属
原産地:シベリア・中国・朝鮮半島・日本
水揚:良い・水切り
池坊ではカキツバタは“葉もの”とされ、花ではなく葉を中心にいけてゆきます。
葉ものには他に葉蘭・花菖蒲・アヤメなどがあります。

【グラジオラス GURAZIORASU】
別名:唐菖蒲 とうしょうぶ
英名:corn flag.sword lily
分類:アヤメ科 グラジオラス属 球根類
原産:アフリカ 地中海沿岸
水揚:良い 水切
グラジオラス属には約300種の原種があり
その内の2種類を中心に交配されたものが
現在花屋で扱っているグラジオラスだそうです。

【くろめ柳】
ヤナギ科
原産地:北半球
水揚:良い

【ゲイラックス】
分類:イワウメ科 カラアスク属 常緑多年草
原産地:北米東部
水揚:良い

【河骨 KOUHONE】
別名:かわほね
英名:cow lily/marsh collard
分類:スイレン科 コウホネ(ヌファル)属 
原産:北アメリカ
水揚:切り口より専用ポンプで注入

コウホネの名は地下茎が骨の様に見え、河にある骨と言う事からついたそうです。
名前は少々恐ろし気ですが黄色い小ぶりの花は可憐で和菓子の様です。
アルカロイドを含む為、薬用としても用いられているそうです。

【コスモス】
別名:アキザクラ・オオハルシャギク
英名:cosmos
分類:キク科 コスモス属
原産:メキシコ
水揚:良い(但し、腐りやすい)

【胡蝶蘭】
別名:ファレノプシス
英名:moth orchid
分類:蘭科 ファレノプシス属
原産地:インド・東南アジア・オーストラリア
花保ち:2週間前後


《サ》

【桜】
別名:サクラギ
英名:japanese cherry/cherry tree
分類:バラ科 サクラ属
原産地:日本
水揚:切り口を割って水揚
桜の種類は非常に多く代表するものだけでも10種類以上あります。
最初にあらわれた桜は“ヤマザクラ”と、いわれています。
花と葉が一緒に咲き始め、花は白に近い色をしています。

【サンシュユ】
別名:ハルコガネバナ・マキサンゴ
ミズキ科
原産地:朝鮮半島〜中国

【水仙】
別名:日本水仙
英名:deffodil・polyanthus narcissus
彼岸花科
原産地:地中海沿岸
水揚:良い

【睡蓮】
和名:未草(日本の野生種のみヒツジグサと呼ばれている)
英名:water lily
分類:スイレン科
分布:世界各地(未草は日本)
水揚:専用のポンプで切り口より注入
世界中に分布するスイレンは品種改良され数百種類に達するそうです。
大きくは熱帯スイレンと温帯スイレンに分けられます。
熱帯スイレンは栽培が難しいと言われています。
日本古来から野生種として存在するスイレンは未草HITUJIGUSAと呼ばれています。
これはヒツジの刻…今の午後2時に開花するところからそう呼ばれているそうです。

【ススキ SUSUKI】
英名:eulalia・miscanthus
分類:イネ科 ススキ属
原産:日本・朝鮮半島・中国・南千島
水揚:悪い
   水切り後切り口を酢水か市販の水揚材に浸ける


《タ》

【ツルウメモドキ】
分類:ニシキギ科 ツルウメモドキ科
原産:千島列島・日本・朝鮮半島
水揚:必要なし

【デルフィニウム】
キンポウゲ科
水揚:良い
【トルコキキョウ】
別名:リシアンサス・ユ−ストマ
英名:prairie gentian
分類:リンドウ科 ユ−ストマ属
原産地:北アメリカ テキサス ネブラスカ〜メキシコ
花保ち:一花5日前後 2〜3週間


《ナ》


《ハ》

【フトイ】
分類:カヤツリグサ科 ホタルイ属
原産地:北海道〜九州・東アジア北部〜欧州
水揚:良い

【フジバカマ】
別名:ヒヨドリバナ
英名:boneset・thoroughwort・eupatorium
分類:キク科 エウパトリウム属
原産:日本・朝鮮半島・中国・北アメリカ
水揚:あまり良くない
   水切り後、深水
 
秋の七草の一つですが今では自生種はほぼ絶滅したといわれています。
切り花はあまり風のあたらない場所におくようにすると長持ちします。


《マ》

【桃】
別名:はなもも
英名:peach tree
バラ科
原産地:中国・イラン・アフガニスタン
水揚:良い・水切り
桃の節句には欠かせない花材です。神聖な木として悪霊や悪鬼を追い払うと、言い伝えられているそうです。


《ヤ》


《ラ》

【ラッパ水仙】
ヒガンバナ科
原産地:スペイン・ポルトガル・地中海沿岸・北アフリカ
水揚:良い・水切り




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