2000.5.10

胎蔵山(標高729m)



登山日:平成12年5月6日(土)  天候:晴れのち曇り


山形市を朝8時頃出発する。胎蔵山のある平田町には10時半頃に着いた。
GSで給油して登山口を聞いたがわからないようだ。山は見えるのに...。
地図を見ながらあっちこっち行って、やっと探して登りはじめる頃には
11時半になっていた。予定よりだいぶ遅いスタートとなる。
まろやかな山容の胎蔵山 下山後に撮った胎蔵山
 まろやかな山容に
 すっかり騙され
 ヘトヘトになってしまう。

鷺沢川という小さな川を渡り、杉林の中を登り始める。尾根に出たところで一服。
ここまで約45分。快調!
登山口を探していた時に見えた胎蔵山は、もっこりとした丸みを持った山容で、
さほど険しさを感じなかった。
コースガイドでは頂上まで約2時間10分と書いてある。
「標高のわりには時間かかるなぁ。」くらいしか思っていなかった。
丸っこい山。標高がさほど高くない。また、登り始めた時間が遅く早く登らなければ...。
そんな考えが甘かったのかもしれない。

休憩を終え、雑木林を登り始める。1時間弱しか歩いていないのに、
普通標高700m位ならそろそろ着いてもよさそうだなぁ..などと思い始めた。
登りもきつくなり、体もつらくなってきた。
そのせいか、ちょっと登っては休み、また少し登っては休む。
と、いった調子が続きなかなか距離を稼ぐことが出来ない。
休憩時間が多くなると時間も気になりあせり出す。
悪循環パターンにはまったみたいだ。

カモシカとバッタリ遭遇する。
ダラダラペースで登っている私を見て、
「変な奴が来た!トロそうだなぁ。」などと思ったのかもしれない。
しばらく眺められてから雑木林を一直線に下って行った。

辺りはまた杉林になった。一部雪が残っており滑りやすくなってきた。
上からは2.3組下山してきたので、頂上までどれくらいか尋ねると、
中の宮まで後20分。頂上までそこから40分と教えてもらった。

ぺースをすっかり崩し、相変わらず足が重かったが、
10分そこそこで中の宮(薬師神社)に到着。
さらに先に進むと辺りはブナ林に変わった。
先程からちらちら見えていた白い鳥海山が頂上までくっきりと確認できる。
標高729mのこの山でもバテバテなのに、2236mある鳥海山はさぞきついことだろう。
そう思いながら黙々と前に進んだ。
木々の間からは鳥海山が見える  遠くに見える鳥海山
 この山との標高差は1507m.


山容からもわかるように、とんがった山でないから、
登っていても山頂があとどのくらいなのかわかりにくい。

ようやく山頂についた。と同時に倒れ込んだ。登山口からちょうど2時間。
コースタイムよりは早かったものの、
ペース配分はめちゃくちゃで疲れてしばらく動けないほどだった。
しばらくしてから腹が減っているのに気付いた。
昼飯食ってなかったからなおさらな疲れたんだぁ..。
時計は1時45分。
帰りも時間は掛かるだろうから、速攻でご飯を食べ、一服してから下山に掛かる。
今日の天気予報は晴れ。しかし3時からは崩れるという予報を思い出し、
急ぎ足の下山となる。
摩耶連山を望む  頂上脇にある奥の院から 南西を眺める。
 遠くに何となく見えるのは 摩耶連山だろうか?? 

考えてみれば、内陸の山の登山口はもともと標高が高かったのだぁ....。
教訓 標高と山容で山を判断するな!デス。


登山口         :標高約  40m
中の宮(薬師神社) :標高約 525m
頂上            :標高  729m
登山口から頂上まで :2時間



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