亀割山(594m)


9/26長井の葉山に登ろうとしたが、朝寝坊したので、
最上町の亀割山に登ることにする。
国道47号線を東に行き、瀬見温泉、弁慶橋手前に車を止める。
登山道の入り口になるのが亀割神社で、そこには案内板がたっていた。

 文治3年春、義経主従13人が平泉に向かう途中、
今の新庄市休場(『やすんば』という地名)より、この亀割山にさしかかった時、
「北の方」が産気づき、中腹の山中で亀若丸を出産したと伝えられている・・・。

 亀割神社奥から陸羽東線の線路を越え、送電鉄塔下を通り、
ジグザグの道を登っていく。
 ガイドブックにはヤブが道をふさいでいる・・と書いてあったが、
山頂まできれいに刈り払いされており悩む心配がなかった。
 ジグザグの登り道から、昔からの道が現れる。
苔が道を覆い、周りは太い杉が囲み、その隙間から日が射し込んでくる。
木の上から「何者だ!」と義経が今にも飛び降りてくるような、そんな雰囲気の空間だ。
 しばらく進むと、杉林の中に大きな岩が出てきた。石碑も建っている。
先程の案内板に出てきた御前が亀若丸を出産した場所らしい。
この大きな石の上で産んだのだろうか。
祠や石仏まであり、亀割子安観音奥の院と記してある。
それにしても妊婦が歩いてこの山中に来たのだろうか?
やっぱり担ぎ手さんがいたのかな〜?などと考えながら先に進む。

 またジグザクに登ぼると急に明るい尾根に出る。展望台のようだ。
対面の山との間に小国川が流れ、しがみつくような形で小さな瀬見温泉が見える。
最上町出身の冒険家大場満郎さんもこの山に登ったのだろうか?
もしこの山に登ったなら、歴史あるこの山でどんな事思ったのだろう?

 頂上はここからすぐ北の所にあり、360度の展望が待っていた。
前に登った三角山のある杢蔵山が異常に近いので驚いた。

コースタイム 1時間15分 
登山口からの標高差 約510M

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