2000.10.27
御所山(船形山)(標高1500m)
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船底ひっくり返したような山 |
登山日:平成12年10月22日(日) 天候:晴れ |
山形側では御所山と呼び、宮城県側では船形山という県境の山。 御所山の由来は、 @承久の乱佐渡に流された順徳天皇がこの山に隠れ住んだという伝説から。 A古くから山岳修験道が拓かれており、 参拝者が五つの峰を巡礼した事から「五ヶ所山」→「御所山」に。 また、船形山の由来は船底をひっくり返したような形をしてるから....。(そ・それだけ?) 奥羽山脈のほぼ中央に位置し、四方八方に尾根が延びている御所山は船形連峰の最高峰。 周りを取り囲む山々も実に個性的な山容で、1200mクラスがゴロゴロ有り容易に近づく事が出来ない。 今回の山行は特に難易度の高い層雲峡コースを行くことになる。 層雲峡コースは尾花沢市鶴子から目指すルートで、半分以上丹生川を遡上するため、 沢登りの要素が強く、山あ太郎さんや、木乃伊男さんのようなベテランの方と同伴でないととても無理! 登山ガイドを見ると、このコースは山中一泊のコースと紹介されていたが、 「できたら頂上まで、時間がなければ戻る」ということで、朝5時半頃集合し、 車が乗り入れられる御所山荘に7時に着き、いよいよ出発!(標高約350m) |
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丹生川に沿って林道を歩く |
味のある隧道が2ヶ所有り、 長い林道歩きも飽きさせない。 |
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1時間の林道歩きを終えて落合に着き、 いよいよ層雲峡!最初の徒渉。 |
クサリ場もいくつか有り、探検隊の気分。 川は鉄分を含んでおり沢床が赤い。 |
![]() 突然現れるお釜石 |
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↑人が入ってはいけないような不思議な空間 ココまで1時間40分。ちょっと休憩! 念入りに地形図を読む山あ太郎さんと木乃伊男さん。 |
↑遡上はまだまだ続く。 狭い足場を慎重に進む”まるいぬ”さん (見えない?シャッターチャンス早すぎ!) |
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駐車場から約3時間。 ”お釜石”から約1時間10分で ←”大沢小屋”に到着。 渋いこの小屋は無人で中に入ると、 囲炉裏と五右衛門風呂があった。 ガイドブックなどではここに一泊と書いてある。 遡上はまだまだ続くのだが...。 気の緩みでバランスを崩し丹生川に”沈”してしまい ズタズタになる。(T_T) |
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”大沢小屋”から1時間20分”御宝前”に到着。 これより沢を離れ登りになるが、 大きく崩壊したガレ場登りでびびる。 |
”御宝前”近くにある雄滝 落差40mあり、雄滝と雌滝があり 雌滝はちょろちょろ。 |
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ガレ場を越え、ブナ林を登り、 ”御宝前”から、標高差400mの急坂を登りきると 稜線にでて←やっと御所山の山容が確認できた。 時間は12時30分・標高1163mで昼食にする。 南西方向には楠峰、仙台カゴ、最上カゴ、 毘沙門山に柴倉山が見えた。 ここから頂上往復して駐車場まで戻るのには、 時間が足りないので山頂は諦め、 ”御宝前追分”からクラビコースを通り、 ”落合”まで戻ることにした。 |
しばらく歩いていたら、 右足の太股が攣り始めた。 痛くて歩けない...。(>_<) 本職の木乃伊男さんからテーピングを巻いて貰うと 「あら!不思議?」何事もなかったかのように、 スムーズに足が動く!まさにマジック! 日頃からの体力不足を反省しつつ、 木乃伊男さんに感謝の思いでした。 ”クラビ分岐点”に向かう途中から見た御所山→ |
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クラビ分岐点からのクラビコースは沢を2回(危なそうな橋...)渡り、”落合”まで下る。 駐車場には、ちょうど5時に着き、辺りが暗くなっていた。 10時間の歩きは今回が初めてだったが、同行者の皆さんや、すばらしい景色のおかげで、 とても楽しい山行きが出来ました。 山頂踏めなかったので、また、景色を楽しみながら山頂目指したいなぁ! 追:家に帰って階段がうまく昇れなかった(笑) |
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