ぽよよんの森オートキャンプ場
   川辺の森でゆったりした時間を過ごそう

秋 田県の東南端に位置する東成瀬村は、東北の背骨と呼ばれる奥羽山脈を境に岩手・宮城と接している。古くから奥羽山脈越えの交通要所で、現在もここから岩手に向け二本の国道が走っているが、豪雪の為冬季は閉鎖されてしまう。この村では仙人修行なるものが毎年町の主催で行われ、3日間の厳しい修行を受けると、村から仙人認定証なるものが授与されるらしい…興味のある方はコチラへ・・・・・・キャンプ場は、紅葉の名所としても知られる標高1627mの栗駒山から流れる清流、成瀬川沿いに位置し、周囲は山間の田園地帯だ。前述の通り三県に接している為、秋田南部や岩手・宮城への中継地点として利用するのも便利だ。







ここがキャンプ場入り口だ
秋田県横手市十文字から国道342号線を走ると、約20分程で国道397号線との分岐点へ到達する。左へ曲がると397号線を経て奥州市、大きく右カーブする342号線が目的のぽよよんの森方面だ。そこから5分も走ると道沿いに大きな「ぽよよんの森」という看板があるので、そこを曲がる。橋を渡って、突き当りを右に曲がり、数百m進むと右手にキャンプ場入り口がある。

管理棟
利用受付はココだ
場内に入ると、すぐに管理棟がある、ここで入場の受付をする。利用料金は2000円+入場料とお手ごろだ。利用客が少なかった為か、サイトは好きなところへどうぞ、ということだった。今回利用したのは9月の下旬。ここに限らず、北東北は毎年この時期になるとキャンパーの姿が減る。やはり朝晩冷え込むのでシーズンオフの感があるのだ。しかし防寒対策さえしておけば、静かで快適な時間を過ごすことが出来るのもこの時期だ。
ブランコや池もある
管理棟で受付を済ませて場内へと進む、ゲート等は無い。場内は手前から奥に向けて登り勾配だ。曲がりくねりながら場内を周回する通路があり、サイトは通路両側の木々の間に配置されている。入って右端は川なのだが、急な崖になっている。安全の為にネットが張られているが、子供には最初に注意しておくのが良いだろう。なお、キャンプ場から川までは歩道が整備されていて、川に下りて遊ぶことができる。しかし歩道は結構危険なので子供だけでは行かせないように注意しよう・・・入場してすぐの所に、カブトムシコーナーと自然の木の形をを生かした遊具等がある。場内左側はバンガローが5棟建っている。炊事場とトイレの間を進むと、オートサイトだ。
通路と駐車スペースが砂利敷き。サイトには木製またはコンクリート製の常設テーブルと椅子が設置されている。これを上手に利用すれば、十分な広さがある。テントスペースはウッドデッキ・ブロック敷き・土の三種類。今回は土のサイトだったが、平らに整地され、粗い砂が敷かれていた。とても使い易いサイトだった。雨天などであれば、ウッドデッキやブロック敷きの一段高くなっている場所を選べばなお良さそうだ。同じ形のサイトは無いので、選ぶ余裕があるならサイト選びも楽しいものだ。全てのサイトは林の中に位置しているため、どこのサイトも直射日光は避けられる。日差しの強い時期はとても良さそう。なお、電源付きのサイトもある、場所が限られるので使う人は最初に確認しておこう。
場内にはU字溝を利用した「灰入」が点在している。使用した炭や焚き木の燃えさし等は、必ずココに入れるようにしよう。ここに限ったことでは無いけれども、特に林間キャンプ場では火の取り扱いに注意しよう。直火はもっての外だが、焚き火台での焚き火やバーベキューコンロを使用するときも、周囲に引火しやすいモノが無いかどうか確かめてから火をつけよう。風が強い日は極力行うべきではない。無事故で楽しいキャンプをしたいものだ。

炊事場
後ろに見えるのがトイレ
メインの炊事場が入り口に近いほうに一箇所。一番奥のサイト近辺に、流し台に水道のみがついている炊事場が一つ設置されている。いずれもキレイに掃除されている。メインの炊事場には作業台があるので便利だ。瞬間湯沸かし器も付いているので、寒い時期はありがたい。だけど一台しかないので譲り合って使おう。この他洗濯機が付いているが、お金を入れるところが無いところを見ると、無料で使えるようだ。炊事場外側には鉄板や網の専用洗い場がある、これらはこちらで洗うようにしよう。なお、ゴミは持ち帰りが基本だが、指定のゴミ袋を購入し、きちんと分別すれば出すことが可能らしい、利用時に確認しよう。炊事場の脇には鉄製のかまども用意されているので、大鍋料理もできそうだ。今回利用したときは、夜も炊事場の照明が点いていた・・・スイッチは見つけられなかった。センサーかタイマーで入り切りさせる方式になることを期待します。
トイレは水洗、和洋完備だ
トイレはメインの炊事場に隣接して一つ。奥のサイトからは少しだけど距離がある。やはり便利なのは手前だろう。ま、どこのキャンプ場でもそうだが、あまり水場に近いとちょっとうるさいけどね。ここも炊事場同様、掃除が行き届いていて気持ちが良い。扉が付いているので虫もさほど入らないだろう、開いてたら閉めましょうね・・・この他、中を確認することができなかったが、トイレの建物横には、一回100円で利用できるシャワールームが付いている。
場内にはシャワー以外の入浴施設は無いが、10分程横手方面に走ると「なるせ温泉 東仙歩(とうせんぼ)」という温泉がある。宿泊利用客は割引料金で利用できるようだ。利用するときは割引券をもらい、住所・氏名を書いて温泉に出すシステムだそうだ。ここの温泉は最近リニューアルしたらしく、とてもキレイなお風呂らしい、是非利用しよう。もし時間に余裕があるなら、岩手方面に山を25キロほど登ると、県境にある「須川温泉」があるので、ここに入るのも良いだろう。ただし観光地なので休みの日は混みあうことも予想して出かけよう。ちなみに前述の通り、この山の紅葉はとても有名なのだ、最近は宮城県からの道路でマイカー規制を行うほどだ・・・・・紅葉シーズンはかなり渋滞する、だけど一見の価値ありだ。

ぽよよんの森は、オートキャンプ場には数少ない、完全な林間サイトだ。芝生に抜群の開放感ってのもいいけど、森の中で木漏れ日を楽しみながら時間を過ごすのもとっても良いものだ。できるなら連泊して時間を無駄遣いしながら過ごしたいような、そんなキャンプ場だ。
今回は管理人の方と話す時間がほとんど取れなかったので、色々聞きたいことが聞けなかった・・・
なぜ「ぽよよん」なのかがとっても知りたかったのだが、この質問は次回利用するまで取っておこう。


場内に点在する灰入
燃えカスなどは必ずココへ!
ウッドデッキ 花火はここで・・・
管理棟手前だ
売店では必需品を売っている」

木漏れ日がとっても心地良い
成瀬川はとってもキレイだ


It's information in 2006/09.



◇◇◇◇◇◇  キャンプ場データ  ◇◇◇◇◇◇    ←クリックするとパンフレットが表示されます
住所 秋田県雄勝郡東成瀬村椿川字間木11-9
電話番号 0182-47-5555
アクセス R13横手市十文字 R342交差点から30分(R397交差点から約10分)
サイト数 オート45サイト、バンガロー5棟
サイト料金 [オート] 宿泊 2000円 /日帰り 1000円
入場料 [宿泊]大人500円、子供250円
[日帰り]大人300円、子供100円
予約 電話予約
IN/OUT [宿泊] IN:14:00 / OUT:11:00
管理人 夜間不在
売店等 管理棟に必需品
近隣のショップ 横手市十文字のスーパーまで30分。本格的な食材はキャンプ場に来る前に済ませたほうが良いかも

携帯電話電波状況・・・アンテナ表示色”赤”は圏外
Docomo
FOMA
Vodafone AirH'
(注)上記データは目安です、サイトの位置によっては状態が変わる場合があります

    


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