大間越ロマンの里
         オートキャンプ場
   日本海に沈む夕陽を満喫しよう

世 界遺産に登録された白神山地の西側、青森と秋田の県境から青森に4〜5キロ入ったところにこのキャンプ場は位置している。キャンプ場から海水浴場までは歩道橋を歩いて行けるとあって夏休みはかなりの人気らしい。海水浴も勿論だが、この海岸線は釣りのポイントとしても有名で、多くの釣り人が訪れている。また、国道101号を北上すると青池で有名な十二湖、白神サンタランド、ウェスパ椿台等、海以外でも楽しめるところは沢山ある。眼下を走るJR五能線は、大人気編成の「リゾートしらかみ」が行き交い、鉄道好きにはたまらない場所でもある。津軽半島観光や白神岳登山の足がかりとしても良い場所だ。





 
これが目印の歩道橋
キャンプ場からココを通って海へ
秋田県の北西部、主要国道7号線が通る能代市から、国道101号線に乗り換えて北へ向かい、ハタハタで有名な八森町(現在は八峰町)を経て青森県へ入る。目指すキャンプ場は県境からものの数分で到着する。国道を横断する茶色の歩道橋に大きく「大間越ロマンの里」と書かれているので、よほどの事が無い限り見落とすことは無い。国道から山側へ入り、数十メートルの坂を上ったところがキャンプ場だ。

管理棟
受付はココだ
管理棟へ行き受付をする。利用料金は全サイト電源付きでオート1区画3000円だ。今回は海水浴シーズンには早かったため利用客はまだ少なく、飛び込みで申し込みをした。無論夏休みはこんな感じでは駄目らしく、お盆休みなどは早い時期の予約が必須だ。
ここにはオートサイトが30サイト。そしてオマケのように小さいフリーサイトが一番奥にくっついている。番号の若いサイトが海に近く、大きい番号は山に近い。夕陽等を満喫したいのであれば当然海側をチョイスしたいところだが、人気も高いらしく、先客は全て海側に設営していた。ただしこの一番海側は、国道側へフェンスなどが無い。目を離せない子供がいる時はちょっと気をつけなければいけないようだ。

広いサイト
車は横付けだ
場内へ入るのにゲート等は無い。国道に接しているキャンプ場なので、入ってこようと思えば誰でも入れてしまうってのはチョット不安だ。ま、管理人が24時間駐在というのがせめてもの救いか…ゲートがあったからって入れないって事は無いのだが、抑止力と安心感って面からあるに越したことはない。
各サイトにある
かまどと水道
さて場内へ…比較的広い通路は舗装され、特に一方通行の表示は無い。サイトはかなり広い芝、ちょっと小石が多い印象。大きさは駐車スペース等を含めておよそ15m×11m。大き目のタープ&テントでも充分な大きさだ。我家は今回車中泊、タープを目一杯広げて、サイトの半分位使えたかな?車は通路側の駐車スペースに横付けする。サイドオーニングを使っているキャンパーにはとても使いやすそうなレイアウト。このサイトの特徴は広さだけではない。各サイトに付いているかまどと二つの水道(一つは足洗い用と思われ、一つは炊事用で流し付き)、そして大人二人で移動できる丸太のベンチが二つ置いてある…このキャンプ場は炊事場がフリーサイトにしか無い。オートサイトの利用者は自サイト内の水道を使うのだ。水汲みもしなくて良いし、炊事場への距離も考えなくて良い。混雑時の炊事場待ちの心配も無い。
管理棟近くの
ゴミ置き場
個室は和式のみだが
バリアフリートイレもあり
ただし、良い事ばかりでは無い。流しは地面に埋め込みのタイプなので、全ての作業はしゃがんですることになる…使い勝手は良くない。作業台も無いし、暗くなると照明も無い。そして排水溝にゴミ受けが無い事に加え、共有スペースでは無い為にモラルが低下して「何でも流せ〜」みたいな事になりそうだ。キャンプ場側の維持管理も大変だろう。利用する際は気をつけたいところだ。なお、ゴミは分別して管理棟横のゴミ置き場に捨てる。使用するゴミ袋は、キャンプ場利用代とは別に、袋を購入(40円)する必要がある。

ここは衛生棟、入り口には
足の砂を落とす水道がある


キャンプ場入口近くに、「衛生棟」というカタイ名前の建物がある。ここはシャワールームと洗面台、トイレとコインランドリーが設備されている。コインランドリーは裏側にある為分かり辛い、我家は出る直前まである事すら気付きませんでした。
トイレは水洗でキレイに清掃されていたが、夕方窓を開けっ放しにされていた為かなり虫が入り込んでいた。気がついたら早めに窓を閉めて気持ちよく利用できるようにしたいものだ。シャワールームは100円で3分かな?ちょっと水圧が弱くて残念だった。これ以外に入浴施設は無いが、10〜20キロ位走ればどちらに行っても良い温泉が幾つかあるので、足を伸ばしてみるのも良いだろう。(※有名な不老ふ死温泉は、宿泊客を優先するため2007年4月より日帰り入浴の利用時間が午後4時までとなったようだ)

利用客のほとんどが目的とするであろう海水浴。キャンプ場側もそれを想定した設備が随所に見られ、夏休み等に海水浴を含めたキャンプをするには最適な所だ。
今回はまだ海水浴シーズン前だったため全く混雑していなかったが、逆に静かに夕陽を満喫しながら過ごし、夜は水平線に瞬く漁火、空には満点の星を見ることが出来た。心配していた車や汽車の音も、少し高台になっているせいかさほど気にならなかった。海水浴が目的でなければ、もしかすると大間越の一番良い季節だったんじゃないかなぁ なんて思うのでした。


ここがもう一つの水道
裏側には電源がある
山側のフリーサイトと炊事場 水平線のの漁火
満点の星も見えた
リゾートしらかみ・くまげら編成!
衛生棟の洗面台 海水浴後に嬉しい
温水シャワー

It's information in 2007/07.



◇◇◇◇◇◇  キャンプ場データ  ◇◇◇◇◇◇ 
住所 青森県西津軽郡深浦町大字大間越字筧6
電話番号 0173-78-2638
アクセス 能代市から国道101号を北へ40キロ
サイト数 電源付オート 30サイト
その他フリーサイト有
サイト料金 [電源付オート] \3000/泊
[フリーサイト]  \1500/泊(6人を超えた場合は超過料金)
入場料 特に無し
予約 電話予約
IN/OUT IN:15:00 / OUT:10:00
管理人 24時間常駐
売店等 管理棟で薪150円のみ、管理棟横でジュースの自販機
近隣のショップ 近隣ショップ無し。能代方向からなら能代市で買い物をすませよう。
土日は八森町ではちもり観光市が開店するのでそこを利用するのも良い

携帯電話電波状況・・・アンテナ表示色”赤”は圏外
Docomo
FOMA
soft bank AirH'
(注)上記データは目安です、サイトの位置によっては状態が変わる場合があります

    


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