都南つどいの森 オートキャンプ場 |
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市街地から近く、自然豊かなファミリー向けのレジャー施設 |
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登り始めて左手が、常設テントを備える第一キャンプ場。右手には歴史民族資料館、そしてテニスコートを越えるとサイクリングターミナル こもれびの宿という宿泊施設がある。このこもれびの宿は以前出張で利用したが、価格の割りに設備はしっかりしていて、とてもコストパフォーマンスの高い宿だ。 こもれびの宿の左脇が、目指すオートキャンプ場の入り口だ。かなりきつい坂を登ると、左に管理棟がある。キャンプに限らず、施設利用のの受付はここで行う。売店もここにあり、必需品の他、御菓子やビール、かき氷やアイスに加え、土産や工芸品、おもちゃなんかも売っている。 今回は当日、しかも利用直前に電話で予約を入れて運良く空いていたのだが、天気の良い週末は結構混み合うようだ。実はキャンプ場としてはあまり知名度が高くなかったから、いつでも空いているかな?なんて考えていたのだが、そうでもないらしい・・・ちゃんと事前に予約した方がよさそうだ ( ̄ー ̄; ・・・カウンターで施設利用申込書に必要事項を記入し料金を払う・・・オートサイト1800円とリーズナブルな料金だ。注意事項の説明を受けた後、サイト番号の書かれた札を受け取る。この札はサイト前の番号表示の立札に、チェックインの印として掛けておくものだ。基本的にゴミは持ち帰り・・・ただし遠方から(基準はわからないが)の利用者は、分別さえすればゴミを引き取ってくれる。その場合は朝ゴミを出す時間が決まっているので確認しておこう。
サイトは草地で、土の露出部分が多いが、平らに整地されているので使いやすい。場所によっては縦長だったりするが、広さは必要十分だ。サイト間には段差があり、木製の柵が設備されている。林間サイトなので、直射日光も防げて真夏のキャンプでも快適に過ごせそうだ。 オートサイトは全部で10区画。二つのエリアに分かれていて、それぞれにトイレを備えた炊事棟が設置されている。炊事棟への通路もやはり坂道だが、レイアウトが良いので苦になるほどでは無い。 なお、夜間はところどころ照明が点灯するが、坂道が多いことと、分岐の多い場内通路がちょっとわかりにくい事から、暗くなってから出歩くときは、懐中電灯が必須だ。場内には釣堀用の池もあるし、細い水路もあるので、小さい子供を連れて行く場合は気をつけたいところだ。
トイレも水洗できれいだ。個室は和式のみ、数は少ないが、5サイトで一つの炊事棟・トイレなのでさほど混み合う事もなさそうだ。夜間照明はスイッチが付いているが、位置がわかりにくいので結局は夜中まで点きっぱなしだ。センサー式にすれば省エネにも虫対策にもなるので、出来る事なら改善してもらいたいところだ。なお、夜は当直が駐在し、場内と設備の巡回も行っているようだった。
場内には木製遊具が2箇所に設置されているし、小さいながら釣堀もあるので、子供を遊ばせるのにも良さそうだ。ただし木製遊具は、アスレチックか?ってレベルで、小学校低学年以下はキツイかなぁ・・・って感じ。またキャンプ場周辺は散策路があり、周辺の山を安全に歩くことができる。ちなみにこのつどいの森の遊具や釣堀、散策路もキャンプ利用者だけのものではない、キャンプ場はあくまでもひとつの施設に過ぎないので、天気がよければ沢山の人たちが遊びに来る。キャンプ場といえばチェックアウト時刻が近づくとだんだん人は減っていくものだけど、今回もチェックアウト時刻が近づくころには、遊具や釣堀で楽む人たちが増えてきていた・・・静けさを求めるキャンプには向いていないけど、家族で行くなら寂しいところよりは良いんじゃないかと思う。 10棟あるキャビンは、4人用で2000円!これまたリーズナで嬉しい価格設定だ。天気が悪ければキャンプからキャビンに変更なんてのも良いかもしれない。ま、人気があるので、空いていればの話だけど・・・このほか6人用のバンガローも5棟設備されている。中を見てくることはできなかったが、バス・トイレ・ベッド(寝具付き)×6・冷蔵庫・炊飯器・食器とフル装備で15000円。んー・・・ これは・・・金額設定普通なんだけど、他がリーズナブルなだけに感動が無い・・・もうちょっと安ければねぇ(^_^) 冒頭の写真に載っているが、管理棟の横にはバーベキューハウスがあって、ここでは屋根の下で炭火で焼肉を楽しむことができる。1卓6人で1000円だが、炭はおこしてくれるし、予約をすれば焼肉の食材セットもあるので、手ぶらでバーベキューが可能だ。しかも食材セットは肉だけではなく、焼きそばやウインナーや野菜、おにぎりやタレ、食器まで付いてお得な価格設定だ。詳しくはホームページで。 このほか、こもれびの宿に隣接した食堂も営業しているので、チェックアウト後も食事して遊ぶ、なんてのも楽しそうだし・・・思いっきり手を抜いたキャンプ・・・なんてことも可能だったりする(^o^; 周辺には、アルカリ性で美肌の湯の矢巾温泉もある。今回は湯遊街道沿いに南下したところにある百万石という温泉に入ったが、ここもやはりアルカリのつるつる温泉で気持ちが良かった。この他矢巾には、「ラ・フランス温泉館」という大きな温泉施設もあり、ここはお風呂のほかに、なんと全長86mというウォータースライダーが付いた温水プールもあるらしい、天気が悪くても楽しめそうだ。 盛岡市街地にも雫石方面へも20分程度、しかも盛岡南ICまではものの数分と、立地で言えば「Aクラス」だ、市街地から近いので正直期待していなかったが、思ったより自然に入り込んだちゃんとしたキャンプ場だった。場内はアカゲラを初め野鳥が飛び回っていたり、でっかいヒキガエルがのそのそ歩いていたりして、子供らは大喜びだった・・・また散策路を歩いて見つけた山菜を取るのも良いし、バードウォッチングも楽しそうだ。天気の良い土日に、子供をつれてちょっと山へキャンプ・・・なんていう軽めのキャンプにも最適なキャンプ場だ。
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It's information in 2009/06. |
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