前森高原オートキャンプ場
  東北地方の真ん中で、一日を遊び尽くそう

山 形と宮城の県境、しかも秋田県にも非常に近い山あいに、最上町という人口1万1千人の小さな町がある。ここは奥羽山脈の真っ只中、近隣には瀬見温泉、赤倉温泉、宮城の鳴子温泉等、有名な温泉が立ち並んでいる。最上町中心部から、看板に従い北へ10分程走ると、牧場の間を通り、前森高原牧場へ到着する。
ここは町で経営するレストランやレクリエーション施設があり、その中の一つがこのオートキャンプ場だ。前森高原だけでも楽しめるが、近くの温泉巡りも楽しいだろう。そして秋田・宮城・山形3県の県境に近いので、観光拠点としても大変便利だ。なお、ここ前森高原には、南極北極徒歩横断という前人未到の快挙を成し遂げた大場満郎さんという冒険家が校長を務める「冒険学校」というものがある。様々な体験などもできるらしいし、宿泊施設もあるようだ。興味のある方はこちらへ→アースアカデミー大場満郎冒険学校






農遊館
ここで受付をする
宮城県の北側と、山形県を結ぶ主要国道47号線。この国道沿いはまさに温泉地帯だ。山形と宮城が接する山形側の町が、目的の最上町だ。
47号を走っていれば、最上町を必ず通る。47号沿いの「ホームセンター コメリ」のあたりに看板があったと思うが、そこから北へ針路変更する。少し住宅地の中を走るが、あっという間に景色は一転!両側は牧場となり、いつの間にか高原の雰囲気となる。前森高原へ到着すると、スグにオートキャンプ場入り口が見える。しかしあせってはいけない・・・受付は場内ではない。少し先に「農遊館」という施設があるが、ここでキャンプの受付をする。
受付で必要事項を記載し、一通りの注意と、キャンプ設営場所の説明を聞く。今回利用したのは、電源無しサイトだったのだが、特に区画はされていないらしく車をサイト内に乗り入れて自由に決めてくださいとのことだった。つまり、電源無しのところはフリーサイトだ。

オートキャンプ場入り口と書かれた交差点を曲がると、すれ違うのは厳しいほどの細い道。また、この曲がり角には、大場満郎冒険学校が建っている。ピッツァ焼き体験(\1000)等もできるらしく、すこし興味があったが、こちらは次回以降とすることとした。
さて、オートキャンプ場に着くと、既に何組か設営を終えていた。
電源付のオートサイトが、少し傾斜した場内の一番上側に設置されている。基本的にそれ以外の場所はどこに設営しても良いみたいだ。通路はアスファルト舗装されていて、サイトは草地、自然の地形が多く残っているようで、どこも若干傾斜がついているので、できるだけ平らそうな場所を見つけて設営しよう。今回我々が決めたあたりは、他のキャンパーとも離れていたので、サイトに設置されている木製のテーブルと椅子にタープを設置した。
トイレの横には小さな
川?が・・・
炊事場には
かまどもある
炊事場は場内中央に一箇所、綺麗に清掃されているし、流しの他にステンレスの作業スペースがあって使いやすい。また、バーベキューグリルを洗うための蛇口も設けられている。その他、ここには自動販売機や公衆電話も設備されている。しかも自動販売機にはビールも売られていて嬉しい。
トイレは水洗で綺麗だ。一箇所のような気がしたのだけど・・・場内入り口近くのバンガロー前にあるのだが、一番上の電源付オートサイト付近からは少し距離があるような気がする。ま、キャンプ場自体大きなものではないので、歩いても大したことは無いけどね。トイレは防虫対策がされていて、扉と防虫ネットが付いている。ただ、これにセンサーライトがなんかが付いていれば言うこと無いんだけど・・・省エネにもなるしね。
ゴミ箱は無い、ゴミは全て持ち帰ることとなっている。マナーを守って持ち帰ろう

この他、場内には東屋と呼ぶにはちょいと巨大な建造物がある。何かのイベントで使うのか・・・いや、やはり東屋の大きいやつだろう。突然雷雨になったりしたらここに逃げ込むのかな??注意書きに、建物内にはテントなどを張るなと書いてあった。そりゃそうだ。
また、キャンプ場外側に、一本川がある(あった?)ようなのだが、見に行ってみると全く水は流れていなかった。上流にダムでもあるのだろうか?時期が合えば流れているのかもね。

キャンプ場に入浴施設は無い(農遊館に、有料シャワーはあるようだ)。5分ほど下ったところに、畜産組合かなんかの保養施設があって、ここの温泉は一般客も入れるらしい。
また47号線を山形に向けて10分くらい走ると、瀬見温泉があり、ここにも共同浴場がある。また宮城県側に少し走ると、赤倉温泉がある。ここに共同浴場があるかは不明。すこし遠いが、鳴子温泉も射程内かと思われる。こちらは公衆浴場有りだ。

今回我々は滞在時間が短かったせいもあり、前森高原を満喫することができなかった。ここは町営の牧場をメインとしたレジャー施設だ。乗馬体験や、短時間の乗馬レッスン、アスレチック(小規模だけどね)の他、鹿に鹿せんべいをあげたりすることもできる。また前述の大場満郎氏の冒険学校も、様々な体験をすることができるらしい。前森だけでも一日中遊ぶことができるだろう。今度はもっと早い時間にきてみたい。


巨大東屋
なんに使う?
バンガローもある 鹿せんべいは
レストランで売っているよ
ここで乗馬体験ができる

It's information in 2005/6.



◇◇◇◇◇◇  キャンプ場データ  ◇◇◇◇◇◇ ←クリックするとパンフレットが表示されます
住所 山形県最上郡最上町向町字前森2135
電話番号 0233-43-3522
アクセス 宮城県鳴子町からでも、山形県新庄市からでも、R47を25分で最上町、そこから北へ約5分
サイト数 電源付オート 5サイト
フリーサイト・・・うーん20くらいか・・・?
サイト料金 [電源付オート] 1泊\1000
[フリーサイト] 宿泊 \500
入場料 100円
予約 電話予約(農遊館)
IN/OUT IN:13:00 / OUT:12:00
管理人 8:30〜17:00まで農遊館に常駐
売店等 農遊館隣に野菜直売所がある
近隣のショップ 最上町内のウェルマート、または鳴子町か新庄市で買い物をするのが良い

携帯電話電波状況・・・アンテナ表示色”赤”は圏外
Docomo Vodafone AirH'
(注)上記データは目安です、サイトの位置によっては状態が変わる場合があります

    


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