作業療法士
…ってご存じ?
Occupational Therapist
<作業療法について> -その1-
平たく言うと、病気やけがなどがきっかけで、心と体に『生活していく上での不自由さ』が生じてしまった人に対して、医学的な立場から支援するお仕事。
〜あなたの「したい」を「できる」にします〜
治すというよりは、むしろ病気やけがそのものはほとんど治ってしまった人に対して、病人として暮らす毎日から普通の日常生活にもどるための、いろいろな援助や指導などを行うのが私たちの役目。その対象は子供から大人まで、身体障害、精神障害を問わず、必要に応じて機能訓練、日常生活動作の指導・訓練、装具や自助具の作成、福祉機器の利用などの家庭生活に関することから、場合によっては学校や職場に復帰するための社会的な生活スキルを身に付けるところまでやるという、守備範囲はかなり広いのです。
あまり広すぎるので、それぞれの専門分野ごとに、その領域を得意とする作業療法士がいて、それぞれの職場で働いています。まあ、専門が違っても免許は同じですから、「診ろ」といわれれば本当は診られるはずなのですが、その辺のことについては、同業者の方なら察してくださいますことでしょう。
ちなみに私は、身体障害系。時々老人、まれに子供。