【お気に入り・その2・・Plastic Tree のこと】
まっきの本命は Laputa ですが、全く違うタイプのこのバンドが、妙に気になるこの頃です。もともと沈み体質のまっきには、このバンドの歌詞の世界がどうも肌に合っているみたいです。
’98年冬頃ですかね・・・初めて曲を聞いたのは。
Ryutaroくんの、ほわぁ〜っと脱力させられるボーカル、初めて聴いたときには、「この手の声って、苦手かも;」と、多少の拒絶反応を感じたのですが、むしろその力の抜け加減に、いつの間にか心地よささえ感じていたという、まことに不思議な不可解な魅力をもったバンドです。
痛くて深いその歌詞は、もしかしたら誰でもがもっている、でもふだんはすっかり忘れてしまっている心の痛みを、意識の奥底から水面に浮かび上がらせてくるような作用をもっていて、けっこうね、聴いていると癒されます。少なくとも私は、ね。落ち込んでいるときほど、プラさんの曲って胸に染みてきて、いいのです。
ああー Ryutaro くん、あなたにはなぜ私の気持ちがわかるの? とばかりに、思っていること、そのまま歌ってくれている感じで・・・
下手な青春系さわやかメッセージソングよりか、ずっといいぞ。
Ryutaroのふわふわした透明な声と儚げな歌い方には、好き嫌いがはっきりと分かれるんだろうなと思われますが、よく聴いてみると、意外なことに(>失礼)サウンドはロックなテイストたっぷりなんですよ。しっかりした演奏と、どこか心許なさを感じさせるヴォーカル、自閉症的な歌詞の世界観、それらの絶妙な危ういバランス感覚が、たまりません。これはね、狙ってできるようなものではないですよ。
「壊れかけたときには、プラ」と、ある方のご意見。賛成!です。
さあ、みなさん。一緒に壊れましょう。