一年前のちょうど今ごろ、1ヶ月くらいの入院をした。

さいわい、簡単な手術ですみ、すぐに(本当にすぐに)職場に復帰もできて

この程度のものでよかったなーと一安心したわけですが。

医者の不養生というわけでもないけど、医療職に限らず

社会人として、自分の健康管理ができて一人前、ですよね。

普段はあまり健康の大切さって意識することないですが

いざ、入院してみると、毎日することもなくただ寝ているのって

つらいもんだなーと、しみじみ感じました。

それに、入院しているからって、ただ寝ているだけでもないんですよ。

朝6時に起床して早速、血圧測定と検温、朝食の前に、洗面や着替えをして、

朝食後にはお膳を片付けて、自分のお箸やカップを洗って、歯磨きして

それから一息ついている間に、病室のお掃除の人がやってきて

それがすむと、午前中の回診の時間。

洗濯も自分でコインランドリーでやってたし、ほんと、普段以上に

健康的な規則ただしい生活を送っておりました。

ただ寝ていると体力が落ちちゃって、術後の回復が遅くなるので

空いている時間はなるべく歩き回ったりするように、横にならないようにと指示され

売店まで往復してみたり、廊下をぐるぐる歩いてみるけど1周して飽きてしまい

実家に電話したり本を読んだり…日課はあるけど、することがない。

矛盾しているようですが、実際そうなんです。

術後は術後で、早く体力を回復させなきゃいけないということで

「トイレにはもう歩いていってくださいねー(にっこり)」と

手術の翌々日から尿の管をはずされ、片手に点滴をぶらさげた(?)まま

トイレに行ったり、食後のお膳を片付けたり、ひたすら動き回っていたかも。

病気になってみて思ったのは、ストレスって溜めちゃいけないなぁということ。

胃潰瘍とか、がんとか、誰にでも成り得る病気ではあるけども

ストレスで体の正常な機能が働きにくくなると、発病しやすくなるじゃないですか。

ストレスをうまく発散できるタイプの人はいいんですよ。

おなかに溜め込んじゃうタイプの人は、それが積もり積もって

本当におなかの中に病気を抱え込んじゃうから、気をつけたほうがいいですよー。

不満もいらいらも溜め込むと病気になっちゃう。

便秘も長引くとかなり苦しいし、ひどい便秘は他の病気の原因を作るし、ね。

おなかに溜めていいもの、っていうのは、とりあえず無いと考えてよいでしょう。

後から考えてみれば、兆候はあったんですよ。わき腹が痛いとか。

でも、忙しくて精神的にもストレスのたまってくる時に痛むことが多かったから

疲れて肋間神経痛にでもなったかなーくらいにしか考えていなくて

いつも一晩休めば痛みが取れたから、そのまま2年くらい放っておいてしまった。

本当は、最初の軽い痛みのときに診察を受けておけばよかったんだろうけど。

でもついつい忙しいと、目の前のやらなきゃいけないことに気を取られて

「これが終わったら一休みできるから」と自分をなだめながら、無理しちゃうんだな。

時には無理をしてでもひとつの仕事をやり通すことが必要なこともあるけど、でも

そういう毎日がずーっと続いちゃいけないんだよね。生活のメリハリが大事。

自分の体をきちんとメンテナンスすることって、けっこう難しいんだなとも思います。

自分の生活には誰も責任をとってくれないからね。

病気になってしまってからでは遅いから、今後はなるべく「努力」と「手抜き」の

バランスをうまくとりながら、生活管理していこうと思います。

 

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