glitter
今回のミニアルバムは、全体的に従来のLaputaに比べてポップな作りになっている。
初めて聴いたときには、ぶっとんだ。「そうきたかー!!」って。今のLaputa君が見ている方向はそっちなのね、って。シンセとかかなり使っていて、KouichiとJunjiはあまり聞こえない印象(笑)
でも春ツアー東京2日間の参戦をはさんで、半月ほど聞き込んだ頃には、akiの詞や各パートの細かい音なんかも聞き取れるようになってきて、新たな発見が日々あります。そんで、結論としてはLaputaはやっぱLaputaなんだなぁっていうこと。曲調が変わっても、根底の部分の色合いは、ずーっと変わっていない。それがわかって安心した。
さて、今回はKouichiくんが2曲、詞を書いています。
やっぱりakiの言葉とは違って、でもLaputaの色はちゃんと出ていて、いつぞやの「自分のパート以外にちょこっとでもできる楽器は?」の問いに「aki」と答えていたのは、こーゆうことか?とか思ったりして。
Kouichiくんの詞って、akiちゃんの声で聴いてもKouichiくんが歌っているような錯覚に陥ってしまうんだよなー。どうしても。それはさておき。曲紹介・・・というか、いつものように感想です。
1.POPular UPrising aki/Junji
曲調はポップでダンサブルだけど、詞が、ねー・・・煽動的だわ。
鼻歌でついついぽっぽっぽっぽっ歌ってますね。2.FACE Kouichi/Kouichi
Final第2弾的、ニヒルな王子な歌(謎)
このアルバム中では、この曲が一番すきです。3.In Confusion aki/aki
曲のイメージは第一印象「あれ?これってJunji?」て思った。でもよーく聴くとJunji曲とはどこか違う。怪しげι
4.Unusual Kouichi/Kouichi
曲はテンポよくノリノリで、歌詞も♪愛しい人よ〜♪なんて、一見普通の Love song なんだけど、そうじゃないということに、何度か聴いていて気がついた。
最初、”unusual”=普通じゃないっていうのは、恋したときの心理状態が日常とは違った世界だっていう程度の意味にしかとらえていなかったけど、♪逃がさない 君を見ている ずっと♪ ・・・これって、ストーカーか?Kouichiくん、サラッと怖い歌詞を書いています。うーん。
akiの詞と違うのは、日常の言い回しで異常心理を、サラリと深く語っているところですね。akiちゃんのは、詞を読んだら「怪しい曲」は明らかに怪しげだもん(笑)狂気を狂気として扱っている、非日常を非日常として一歩突き放したところから歌っているのに対して、王子の場合は非日常が日常的になっている感覚の詞なんだよね。このアルバムの中で、第一印象が最も薄かったわりには(苦笑)何度も聴くうちにすごく印象が濃く変化した一曲。
5.1234>>> (←なんて読むんだ、こりゃ?) 作曲by Junji
instrumental 。こりゃJunjiの好きそうな音だ。・・・そんな感じで。
次の曲が始まるのを待っている時間ですね。(ごめん、Junji)6.Mr.Romance aki/Junji
第一印象、「TMだー(笑)」←昔買ったTMネットワークの”キャロル”というアルバムをふと思い出してしまったのでした。(小室ではなく、TMであるところがミソ)
世紀末的世界観の歌詞は、やっぱ、akiやねー。
ということで、LIVEでは今までと少し違った路線ながらも、大いに盛り上がりそうな曲が勢揃い!(そして案の定2002春の東名阪ツアーは、新曲でもけっこう盛り上がった様子)
特に、いい意味でカップリングに強いLaputaくんたち。LIVEで育っていく曲がカップリング曲やアルバム曲に多くみられる中で、これまでの流れを見てきて、Final → Day after day ときて、ここへきたか、っていう、しかもKouichi、Junji、akiの3人がこういう音できたか、っていうことで、新鮮なミニアルバムでした。LIVEを重ねる毎に、もっと化けていきそうで、この先が楽しみな曲達です。