初登頂(1989年8月3日夜〜4日・19歳:河口湖口) 「二十歳を迎える前に"日本で一番高い所に行ってみたい!"」との単なる ねこの思い付きがきっかけ。バイトのメンバー3人での登頂を計画。 自宅を出るとき、東京は台風。引き留める皆を尻目に「5合目まで行って、 この目で"雨"を確認しないと中止したくない」と駄々をこねるねこ。 結局、ねこが押し切った形となり、一行は渋々と富士山の5合目へ。 なんと幸運にも"台風一過"の晴天。(この時から自称"スーパー晴れ男"を襲名) この年は残雪が多く、3,776mの富士山測候所地点への到達はやむなく断念。 「次は10年後に…」と、富士登山を節目の行事にする事を密かに誓う。 |
2回目(1995年8月5日夜〜6日・25歳:須走口) 会社のテニスメンバーに「富士山いつ行く?」と半分冗談のつもりで 言い回っていたら現実に。当時、仕事が"超"忙しく、午前中は休日出勤。 午後、会社に迎えに来て貰いそのまま富士山へ。この年は"マイカー規制"が 例年より長く行われていたのを知らず、やむを得ず須走口へ。 崩れやすい砂地に足を取られながら登ること、なんと10時間。 念願の"お鉢巡り"も叶って、下山は名物「砂走り」。帰りの高速で運転手が "居眠り"するという恐怖の体験もこの年にした。(-_-;) 実に40時間以上も寝ずに過ごした超強行軍。若かった…。 |
3回目(1999年7月25日夜〜26日・29歳:河口湖口) 初登頂時に秘めた思いを遂行する一念のみで、3回目の登頂を実施。 思うように足が進まず、改めて「10年」という歳月の重みを実感。 何のトレーニングも行わずいきなり登ったので、体力的に相当辛かったが コンディションは文句なしに過去最高。駿河湾から伊豆半島、東京湾まで はっきり見えた。降りるのがもったいなく思い、お鉢巡りを2周もした。 おまけに、早朝にも関わらず文堂課長に電話をして、インターネットの "山頂ライヴカメラ"で撮影までして頂いた。(^^ゞその節はありがとうございました。 この年に"ツアー客"の質の悪さを実感。(確か行政より指導があった) 前日のツアー登山者が火口で発見され、遺体収容作業を目の当たりにした。 |
4回目(2000年7月23日夜〜24日・30歳:河口湖口) 「ミレニアム」「20世紀最後」という風潮に感化されての登頂。 前年の教訓を生かした結果、体力面は無事クリアー。しかし、晴天にも 関わらず、未明より強風が吹き荒れるあいにくのコンディション。 山頂での体感温度は0度以下にも思え、凍えながらご来光を拝観。 日の出を迎えても一向に風は収まらず、砂まみれになりながらの下山。 改めて"風"の恐ろしさを思い知った。 |
5回目(2001年8月5日夜〜6日・31歳:河口湖口) 昨年と同様、「21世紀最初の…」という理由だけで登頂を決意。 しかし首筋を痛めて登頂を1週間延期したために、マイカー規制に入る前の たった1度の機会。前日までの天候はあまり冴えず、断念も視野に入れて 現地に向かった。ガスに包まれた5合目で、思い悩んだあげく登頂を決行。 湿った空気にさらされ天候を危惧しながらの登頂ではあったが、山頂は雲の上。 一面に広がる雲海で景色は全く見えなかったが2年ぶりのお鉢巡りを堪能。 |
6回目(2002年7月28日夜〜29日・32歳:河口湖口) 天気予報は「山沿いは夕方から雷雨」という嫌な予報だったが、仕事の都合で この期を逃すと今年は断念するしか無かったため、雨を覚悟で登山を決行。 万全の雨対策を施して臨むも星が見えるほどの好天で一安心。 登山客も思いのほか少なく、予想に反しての静かで快適な登山となった。 だが、山頂はガスに包まれるあいにくのコンディション。6度目にして初めて ご来光を拝むことが出来なかったが、景色が全く見えないお鉢巡りは出来た。 レーダードームが取り外され少し寂しくなった富士山頂測候所を視認。 帰りの体力まで十分考慮しながら登ったので、帰りも元気に下山。 そろそろ「富士登山の極意」を習得したか?(^▽^) |
7回目(2003年7月28日夜〜29日・33歳:河口湖口) 偶然にも昨年と同じ日時。連休を取って登頂に臨むも、関東・甲信越地方は 未だ梅雨明け前。例年を下回る気温と天候に不安を感じつつも登山は順調。 ところが、山頂で昨年と同様にガスに包まれたかと思いきや…雨粒まじり。 ご来光らしきものはちらりと見えたものの、辺りはすっかり霧の中。 お鉢巡りはあきらめ、郵便局まで行って投函したあと慌てて下山するも、 下山中ずっと霧雨の洗礼を浴び続ける。初めて合羽が活躍した登山。 これで”雪”を除く全ての天気を体験。”全天候型”の称号を得る。(^^ゞ |
8回目(2005年7月24日夜〜25日・35歳:河口湖口) 昨年の雪崩の影響で、スバルラインのマイカー規制が7/27〜8/31と長いため この週を逃すと、次週以降は富士宮口か砂走口からの登山も検討する必要が。 5合目は濃霧で霧雨が降っていたが、幸いなことに大気は安定している様子。 登って下りて来るだけなら雨でも・・・と強行することを決断。 完全防備で登山を開始したが、6合目からは星空が顔を覗かせる。 4年ぶりとなる見事な御来光を堪能。風も弱くお鉢巡りも快適。 出だしを除けばほぼ完璧な環境での登山となった。 |
9回目(2007年8月5日夜〜6日・37歳:河口湖口) 2年ぶり。直ぐ脇にそびえ立つ積乱雲から光る雷光に怯えながらの登山。 天候も割と良く、雷を除けば完璧なコンディション。 不思議なことに、2年前の登頂記録とほぼ同じ時間を刻み、山頂到着が 約5分違い。そろそろ河口湖口を極めたか。(^^ゞ |
10回目(2008年7月27日夜〜28日・38歳:河口湖口) 登山直前まで夕立の影響に見舞われたが、登頂開始後は雨も風もない穏やかな コンディション。遠方に光る雷光と満点の星空の中、平年より少し多めの ツアー客に追われるようにしながらの登頂。 お鉢巡りは出来たものの、山頂では火口に落とされんばかりの強風。 とは言え、大気の状態が不安定のなかでこれだけの登山が出来たのだから 文句の付けようもない。バチが当たります。 登頂時刻は昨年と一緒。河口湖口を極めたのは伊達じゃなかった。。。 |
11回目(2009年8月2日夜〜3日・39歳:河口湖口) 「10年毎に登ろう」の2回目になる”節目”の登山。 関東の梅雨明けは早かったものの、梅雨明け宣言後に「戻り梅雨」となり 全然スッキリしない天候。7月末の登山は延期し、8月頭の1発勝負!! 雨雲レーダーを分析すると、夕方6時の雨雲が通過すれば行けると判断。 中央高速をワイパー全開で走り、5合目に着いた頃には霧雨がパラパラ。 17時過ぎからの土砂降りの雨を横目に頑なに晴れるのを信じて登山準備。 読み通り出発の18時半には雨も止み霧模様。合羽の上だけを羽織って登山開始。 風もなく穏やかな道中。初めてみる「夜の影富士(月明りで影が出来る)」を 眺めながら順風満帆の登山を満喫♪流れ星も堪能出来た。 9合目以上の”人間渋滞”が年々激しくなっている模様で、交通整理の係員が 居たのには驚いたが少し無理をして谷側から追い越し、無事山頂でのご来光を 堪能した。例年より雪が多く、お鉢巡りは剣ヶ峰までの往復となった以外は 実に良好なコンディションでの登山になった。 |
12回目(2010年8月1日夜〜2日・40歳:河口湖口) 40台を迎えての登山。一週前の予定は雷雨で延期。当日の天候もパッとしない。 「雲の上にさえ出てしまえば天候は良くなるのでは?」と安易な考えでガスに 包まれた5合目を少し早めの17:30に出発。 6合目を過ぎても小雨が降ったり止んだりのハッキリしない天気だが、 例年に比べてとても温かく、合羽の上着の下は3,000mを超えるまで半袖。 途中で本降りの雨に打たれたりしつつも割と順調な行程を経て、昨年に比べて 一段と輪をかけた「人間渋滞」に遭遇するも3:20に登頂。早めの出発が功を奏した。 風もなく穏やかで温かい中、カップラーメンを食べ干した頃には、山頂広場に 溢れるばかりの登山客が。推定で昨年の3〜4倍超。。。 ご来光時はガスに包まれ真っ白けで拝めず、加えてお鉢巡りをするツアーが 増えた模様でお鉢も大混雑。剣ヶ峰の先、測候所跡の階段に待ち行列ができるという 異様な光景を目にした。また、無謀にも事前準備を怠ったので、下り坂の道程で かなりのダメージが残る結果になった。ブームとは言え、あまりの人の多さに 驚いた登山。来年以降の計画を少し見直す必要があるかも知れない…。 |
13回目(2011年8月4日夜〜5日・41歳:河口湖口) 天候が不安定。一週前の予定を延期し、マイカー規制のギリギリ最後の日に決行。 5合目は時折小雨がぱらつくものの概ね”晴れ”を維持していたが、登山道入り口付近で 早くも雨粒交じりの霧に囲まれる。次第に激しくなる雨と風のため体温が奪われ、 体感温度はかなり寒い。3,000m付近で雨と風が収まることを期待しつつ、 雨風が少し凌げる場所に立ち尽くして動向を見守ること1.5時間。。。 やや小降りになったタイミングで登頂を再開するも再び襲ってくる雨と風。 間違いなく過去最悪の悪天候。2:30、本八合の「富士山ホテル」に辿り着くも、 「8合5勺以上は大荒れで、山頂下山道も閉鎖」との情報を得てあっさり登頂を断念。 登って来た道を少し引き返し、連絡道を通って闇の中の下山道へ。 ご来光が拝める頃の時間には5合目に無事帰還。”荒行”のような富士散歩になりました。。。 |
14回目(2012年7月28日夜〜29日・42歳:河口湖口) 去年のリベンジ。新車に替わってから初の登山。 連日の猛暑により大気の状態が不安定で、午後には山沿いに局地的な雷雨が 発生するとの予報が連日続いていた。予定日の山梨東部・富士五湖地方の予報は 「午後から一時、にわか雨。雷を伴い激しく降る」って書いてある・・・。 それにもめげずに、馬力の無い車で新調した登山靴と合羽を引っ提げて五合目に向かう。 駐車場渋滞も無くすんなりと入場。ガスに包まれている富士山は、時折その全貌を 見せたりもする。日が暮れ出しても雨の気配は全く無い。遥か彼方に見える稲光を横目に 見つつ、終始順調な登山。3年ぶりとなる見事なご来光を拝観し、晴天のお鉢巡りも堪能。 過去2−3を争う位の好天に、昨年の分を取り返すくらい満喫できた登山になりました。 例年より残雪が多く、お鉢の中に留まらず下山道の脇に積まれた雪山にビックリ。 14回目にして初めて目にした光景。まだまだ見たことも無い表情があるんだなぁ〜。 |