記事No | : 1599 |
タイトル | : アナタ自己責任、ワタシ無責任 |
投稿日 | : 2012/07/31(Tue) 11:00:53 |
投稿者 | : 桃青 |
自己責任て、嫌な使われ方がされがちな言葉ですね。
私は、自己責任という言葉が清々しい使われ方がされている例を見聞したことがありません。
「あとは各自の自己責任ということで」
の真意は、どうみても
<結果どうなっても、私のところへ面倒を持ち込まないでね。>
でしょうしね。
「私は自己責任でやっている。」
の真意は、
<とにかく私の好きにさせろ>
という我儘である場合が多いし・・・。
「俺がお前を殴ったのは、お前が俺に殴らせるようなことをしたからだ。お前が俺に殴られたのは、お前の自己責任なのだ。」
わはは。何なの。この他罰的思考は。
しかし、自己責任思想にどっぷりと浸かっていると、これが他罰的思考だと気がつかないのですね。
某M教は徹底した自己責任を根本教理とする宗教です。
もともと他罰的傾向の強いかたが某M教に惹かれるのか。
長年某M教にいると自己責任だけでモノを見たり、考えたりすることに馴染んでしまうのか、上に挙げた例のような「自己責任」を使うかたを見かけることがある。
某M教会員ばかりではない。
自己責任という言葉を相手に投げつけて、自分は問題とは無関係の立ち位置にするりと立ってしまうひとを昨今よく見かけるようになった。
相手を攻撃するのに、他罰的思考をするひとは、今はまだ少数派であろうが、自己責任だけでモノを考えることが当たり前になれば、他罰的思考で他者を攻撃するひとも今後は増えてくるかもしれない。
自己責任という言葉は、問題の本質を誤魔化してしまうことがある。
例えば、
最近問題提起されている生活保護であるが、生活保護を含めた社会保障という問題は、自己責任だけでは解決できない社会の仕組みの本質に関わる問題であるのだが、