記事No | : 1838 |
タイトル | : 「私はあなたの言葉に傷ついた。」 |
投稿日 | : 2013/01/18(Fri) 12:00:48 |
投稿者 | : 桃青 |
「私はあなたの言葉に傷ついた。謝罪しろ!」
ネットで、実生活の場で、この言葉がしばしば飛び交う。
実に嫌な言葉ですねー。
私は使いません。
この言葉を発した途端、
「私は被害者、あなたは加害者。」
という構図が生じる。
あなたは加害者であるから、私にひたすら頭を下げるべきだ。
以後、私に対しては、あなたは加害者であることを今後一生忘れてはならない。
まあ、そんな言葉に見えるのですよ。
実際、ネットでこの言葉を発するひとの執念深いこと。
いつまでたっても被害者である立場を決して手放さないひとが珍しくない。
たぶんそういうひとは、自分の被害者という立場が大切なだけで、何かの問題を解決したい。という気持ちは全くないのだろう。
この場合の問題とは
<あるひと>⇒<べつのひと>
↑
あるひとがべつのひとに何か言った。
言われると人が嫌な気持ちになる言葉や表現がある。ということです。
そいういう場合、自分が嫌な気持ちになるように、誰かも嫌な気持ちになるかもしれない。
「そういうことを言うのはやめたほうが良いのじゃないか。」
と、提案するというのが仏教的というものだろう。と思います。
続いて「そういう言葉は何故出ているのだろう。」と、考え始めるのも仏教的というものだろう。と、思います。
それかあらぬか、仏教的な場では、「私はあなたの言葉に傷ついた。謝れ!」という応酬は、少ないように見えます。
某M教系は多いですよー。ほんと。