記事No | : 2159 |
タイトル | : Re^2: 関係性 |
投稿日 | : 2013/07/19(Fri) 18:01:32 |
投稿者 | : 桃青 |
「今在るのは、あの時○○だったからだ。」
こういう述懐は一種の因果律なので、宗教の場ばかりでなく、どこでもいつでも為される述懐であろう。
ただ、縁起を説き、単純な因果律で自業自得や自己責任のみを強調することを戒め、
「他業他得、他業自得、自業他得、自業自得」を説く仏教の宗教者、信仰者が、ともすれば、
「あの時の失敗が今の幸福のもと」といった話を語りがちなのは、残念なことであります。
ともすれば、ふっと単純な因果律でものを見てしまう人間に、
「いやいや、物事の生起はそんな単純なものではないよ。」
と、待ったをかけるところが、仏教の真骨頂なのですが・・・。
仏教の信仰者が率先して、単純なモノの見方を説いて、どうすんの?
日蓮系は、御題目をともすれば、単純な因果律でモノを見る道具にしてしまうところがあるから・・・。
いわゆる「我が家の繁盛自慢」を聞きながら、私は、時々虚しくなってくる。