タイトル | : あるタクシー運転手さんの話 |
記事No | : 1448 |
投稿日 | : 2012/03/30(Fri) 16:06:33 |
投稿者 | : 桃青 |
タクシーに乗ったら、運転手さんが面白い話をしてくれた。
「子供のころ、うちは貧乏でねー、貧乏長屋に住んでいたんだが、 貧乏だもんだから、おふくろもオヤジも喧嘩ばかりしていたんだよね。 それがある日、学校から帰るとオヤジとおふくろ抱き合って喜んでいてね、 どうしたー、財布でも拾ったか、て聞いたら、 どう答えたと思う?」 「さあ・・・?」 「長屋にうちより貧乏なもんが引っ越して来た、て喜んでいるんだよねー。 その気持ちがわかる?」 「さあ・・・。わかるような、わからないような。」 (なんじゃ、そりゃ、と思ったけど他人の親だもの、そうは言えないよね。) 「オヤジもおふくろも一生懸命働いていたけれど、そういう根性じゃあ、貧乏でも仕方ないわなー。 お客さん! どんなに偉い優秀な先生でも教えることができない程度の悪い本当のバカって、いるんだよ。 どんなバカかというと、そいつは授業中先生の話そっちのけで、自分よりバカなやつを一生懸命探しているんだな。 バカでも自分がバカなのは嫌なもんだから、自分より馬鹿を見つけようとしてるんだな。 どんなに優秀な偉い先生でも、そんな馬鹿は教えることができないわな。」
此処で目的地に着いたので、話は終わったのですが、 いろいろ考えさせられる面白い話でした。
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