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タイトル井戸の底まで
記事No1805
投稿日: 2012/12/24(Mon) 11:53:35
投稿者桃青
「傷ついた心の井戸があれば底までおりてきれいにしてあげよう。
 底まで行くのはしんどい。二度と出られないかもしれない。
 でもそうやって一緒に悩んだり闘ったりしているうちに、
 いつも最後は這いあがってきたんです。」
 (NPO法人「ヒューマニティ」代表小早川明子さん)

小早川明子さんは、自身がストーカーであった体験、ストーカーされた体験を経て、ストーカーの被害者、加害者のカウンセリングを行っているかたです。

井戸の底まで降りて行って、共に這いあがろうという。
菩薩界。

タイトルストーカーしているほうも苦しい
記事No1806
投稿日: 2012/12/24(Mon) 12:31:09
投稿者桃青
小早川さんは、先月逗子で起きたストーカー殺人事件の被害者のカウンセリングを行っていたかたです。
「ストーカーは加害者が抱える問題を解決しないと、本当の解決にはならないので、被害者が相談に訪れた場合、加害者にも必ず会う努力をする。」
と言われる。
逗子の事件も、ようやく加害者と面会の約束ができたその時に起きた。
小早川さんはどんなに無念だったことでしょう。

小早川さんは、「不謹慎だとも、なにを言うかと言われるだろうけども」と前置きして
「加害者も苦しいのです。」
と言われる。
上の「井戸の底」は、加害者の心を井戸に例えたものですが、加害者も苦しい、だから「加害者が抱える苦しみを解決しないと問題は本当に解決しない。」

加害者も苦しい。というのは、確かにそういうものだろうなぁと思う。
傍から見れば、理屈の合わない怒り、自分勝手な憎しみであっても、怒りや憎しみに苛まれることは苦しいことなのだ。

タイトル「大変ねぇ」と「よく頑張ったね。」
記事No1807
投稿日: 2012/12/24(Mon) 12:49:57
投稿者桃青
記事中、「加害者も苦しい」と、もう一つ、「そうなのよねー。」と、心に沁みた箇所があった。

それは、逗子の事件被害者が、警察を動かして逮捕まで漕ぎつけた時、(この逮捕時の警察の不手際で、事件が起きるのだが。)
小早川さんが被害者に
「(自分で逮捕まで漕ぎつけたとは)よく頑張ったね。」
と言ったら、被害者は
「今まで、大変ねぇ、と言うひとはいたけど、よく頑張ったね。と言ってくださるひとはいなかった。」
と、ボロボロと涙をながされたという。

これはねー。
ほんとうに、そーうなんですよねー。
母の介護をする私に「大変ねぇ」と言うひとは何人もいても
「よく頑張ってるね。」と、言ってくれるのは、学生時代からの友人一人です。
お前は傍から見れば頑張ってると言えないからだ。。。
確かに御尤も、とほほ。
でもねー。やっぱり「大変ねぇ」と言われるより「頑張ってるね。」と言われるほうが、ほっとするし、頑張ろうという気力もわく。

タイトルRe: 「大変ねぇ」と「よく頑張ったね。」
記事No1808
投稿日: 2012/12/28(Fri) 09:04:19
投稿者しんのすけ
> でもねー。やっぱり「大変ねぇ」と言われるより「頑張ってるね。」と言われるほうが、ほっとするし、頑張ろうという気力もわく。

たぶん、他の事にも通じるんでしょうね。
詞をかける時気をつけよう。というか、他と己が一緒に感じた時
自然と出るのかな?まだまだ僕は未熟だな

タイトルRe^2: 「大変ねぇ」と「よく頑張ったね。」
記事No1813
投稿日: 2012/12/28(Fri) 16:40:17
投稿者桃青
>
> たぶん、他の事にも通じるんでしょうね。
> 詞をかける時気をつけよう。というか、他と己が一緒に感じた時
> 自然と出るのかな?

そうなんですよー。
これも言われる立場になってみて、解ったのですが、
「大変ねぇ」というのは、どこか離れたところから言っている感じがするのですね。
そういう「大変ねぇ」を言われる度に、ああ、私も、今までにいっぱいこういう「大変ねぇ」を言って来たのだろうな。と、思いますよ。

「頑張って欲しいなあ。」もダメ。
「自分の幸福を大切にしてね。」もダメ。
「頑張り過ぎないでね。」も、苦労しているひとに言う常套句になっているようなところがありますが、これも相手によりけりで、少なくとも私は言われても嬉しくない。

「頑張ってるね。」も常套句になったら、言われて「お前に私の何が解るのだ!」と、怒るひともいるかもしれない。

あれこれ考えたら、何を言ったらよいのかわからなくなります。
精一杯の心づくしの言葉を吐いて、叱られたら、「そーだろうなー。」って、思うしかないのでしょうね。