タイトル | : 此処ではない何処かへ |
記事No | : 1927 |
投稿日 | : 2013/02/25(Mon) 16:03:27 |
投稿者 | : 桃青 |
19世紀オーストリアのエリザベート妃は雅子様と同じように宮廷生活に疲れて、少しだけ精神を病まれていたようだ。 エリザベート妃の従兄は、バイエルンの狂王といわれたルートヴィッヒ2世である。 エリザベート妃は主にお召し列車で一年の大半を旅行されていた。 何処へ行ってもその場所で落ち着くということはなく「此処ではない何処かへ。」と言われて、出立を急がれたという話が伝えらている。
某M教に改宗したかたの話を伺っていると、王妃の「此処ではない何処かへ」という心情と似たようなものが伝わってことがある。
周囲に馴染めず「此処ではない何処かへ」という思いを抱えていたところ、その「何処か」を呈示されて飛びついたのだろうな。 と、思うことがある。
自分の周囲にいる自分を大切にしてくれない日本人達が嫌いだったところへ 「あなたが日本人として生まれたのは仮の姿。実は前世からイスラエルの民だった。日本人として生まれ、イスラエルの民として見出されることは、前世から決まっていたのですよ。」と、言われ飛びつくように改宗した。 んじゃないかな。と思われる方々いる。
それかあらぬか、彼らの口から「私はモ○モン。私はモ○モン(教会?モ○モンという集団?)を愛している。」という名乗りは常にあっても、「私は日本人。私は日本を愛している。」 という言葉は殆どまったく出たことがない。 どころか、彼らから出るのは、常に 「日本人はダメだ。」「日本という国はダメな国だ。」 「日本もハワイのようにアメリカの一州になればよい。」 「日本人はユダヤ人を見習って、日本の国土に拘ることなく、世界中で生きればよい。」 というような言葉だ。 「私はダメダメな日本人ではなくイスラエルの民であるから日本というダメダメな国など無くても私は困らない。」と思っておられるかのようだ。 しかし、某M教諸君。 諸君は確かに英語堪能で、世界中どこへ行っても、得意の語学と世界中にちらばっている某M教の人脈で職にありつけるかもしれない。 が、それもあなた方が嫌いバカにしている「日本国」と印字されたパスポートを所持しているからこそなのですよ。 日本国がなくなり、難民となったあなたがたに快く国籍を与えてくれる国はどれだけあるでしょう。
あなたがたは、日常何も考えずに当たり前にように国家が提供する社会サービスを利用していますが、それもまた此処が「日本国」で、あなた方が日本人だからなのですよ。
そう、あなた方は「此処ではない何処かへ」行ったつもりかもしれませんが、それはつもりだけで、立っているところは、あなた方が離れ得たと思った「此処」なんですね。
此処ではない何処かへ行ったつもりの方々にも、日本人と日本が嫌いでたまらない人々にも、同じ日本人として日本人が持つ全ての権利を与えている日本て本当に良い国なんですよ。
某M教の方々は、日本人が愛国心を言いだすと、それファシズムだ。国粋主義だ。警戒しなくては、というが みなさんが「信仰とは帰属意識である。私は某M教に帰属している。そして某M教をこのうえなく愛している。」という心と、日本人の国粋主義者の愛国心と、いったいどこがどう違うのか・・・。
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