タイトル | : 受け入れる |
記事No | : 2154 |
投稿日 | : 2013/07/12(Fri) 19:10:15 |
投稿者 | : 桃青 |
ケアマネさんから、
「桃青さんは、ちゃんとお母さんの認知症を受け入れておられるから、たいしたものだと思いますよ。」
と、いわれた。
「え?!誰でも受け入れざるを得ないのではないですか。現に認知症なのですから。」
「ところがねー。親が認知症であることを受け入れられない子供って案外多くて、困るのですよ。」
親が認知症であることを絶対に認めようとしない子供がいるというのだ。 親が認知症であることを認めようとしないと、どうなるのか、をいろいろ聞いたが、私の知っている御家族でも、息子である御主人は、最後までどうしても「認知症である親」を受け入れることができなかった、と、嫁であるかたから聞いたことがある。
「何でも良いようにとらえて」というのは、結局、現実を受け入れていない、ということなので、現実に対する有効な対処法は「何でも良いようにとらえて」いるうちは生まれようがない。 認知症も「誰もがなりうる病気」というところから、はじめないと認知症周辺の問題への対処法も生まれないだろう。
「あなたのためにわざわざ認知症になってくださった菩薩」などなどの、方便の見方は捨てて、現実の対処法に「中観」を活かしていくことを考えて行くというのが、仏教的というものではないだろうか。
|