タイトル | : 養子 |
記事No | : 2267 |
投稿日 | : 2013/09/27(Fri) 17:29:53 |
投稿者 | : 桃青 |
御住職との雑談の中で、養子を望む高齢の女性が話題となった。 女性は老いての一人暮らしの心細さを思い、かなり以前から養子を探しておられることは知っていたが、まだ適当なかたが見つけられないままであるという。
「養子は血縁関係があっても難しいですから、ましてや他人は・・・。」 と、その女性の計画を危ぶむと 「心細さも大きいでしょうが、○○家がそのかたの代で絶えてしまいますからね。」 「え!今時、何が何でも家を存続させなければならないという時代でもないでしょうに・・・。」
と、思わず言ってしまったのだが、御住職は怪訝な顔をされていた。
○○家の子孫繁栄と家内安全を祈ることは悪いことではないだろうが、私は思う。 仏の眼から御覧になったら、○○家だの××家だの、先祖は士族だの百姓だのということなど、小さな小さなことなのではないかと。。
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