タイトル | : 御会式に思う。 |
記事No | : 2287 |
投稿日 | : 2013/10/12(Sat) 11:57:50 |
投稿者 | : 桃青 |
今年もまた御会式を迎える。
素朴な民間信仰の対象となってしまった御聖人。 (我が家だけの)家内安全、(我が家だけの)子孫繁栄の素朴な願いを叶える呪となってしまった御題目。 人間の優越感をくすぐる手段となってしまった教学。 今年もまた、そうした人間の素朴な願いや根拠の無い優越感に向けての御話が日本国中、津々浦々、華やかな御会式桜の花影でなされているのだろう。
御聖人ほど慧眼をもって法華経から釈迦の本意を読みとったかたが他にどのくらいいるだろうか。 素朴な信仰と素朴な願いの中に埋もれて行く御聖人の本意。御釈迦様の本意。
でも、いつか、また、素朴な信仰に埋もれた御聖人の本意を見つけ出して光を当て、世に問うひとがきっと、きっと現れるだろう。 いつか、また、きっと。
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