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タイトル先祖供養と自己愛
記事No2347
投稿日: 2014/08/28(Thu) 11:32:40
投稿者桃青
先日の法座で。
御上人がこのような雑談をされた。

「考えてみれば、盆に寺へ来て、仏、仏、と言うひとの仏とは、まーず先祖のことなんだよね。
結局先祖崇拝みたいになっていて・・・。
どうやったら、本仏へ思いを導くことができるのか、考えなくては。
正法・像法・末法、末法では法か僧かどちらかしか残らないというが。日蓮聖人が末法と言われた今、残っているのは法なのか僧なのか。」

形だけの僧が残って、法が消えるなんて最悪だー。
と、ひそかに思いつつ

「あのう。ですから、お盆で目連尊者が、母だけを救おうとしたら、救うことができなかった。他の亡者も救われてはじめて、お母さんを救うことができた。ということをもっと強調していただきだいのですけど・・・。
せっかくお盆で目連尊者のお話を聞いても、多くのかたはお母さん(自分の先祖)のことだけしか念頭にないものだから、そこは聞き飛ばしてしまわれるのが残念でたまりません。」

でも、まあ、先祖供養は自己愛に留まりがちだと言う点に留意していただたのは、すこしだけ嬉しい。