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タイトル何かへの失望
記事No2349
投稿日: 2014/09/10(Wed) 12:20:37
投稿者桃青
最近、少し仏教を伝える人々から距離を置きたいような気持になっています。
御釈迦様と仏法への信頼は年と共に深まり、道場に生きているという安心感は何とも表現しがたいし、私の中にある仏教の素晴らしさを伝えたいという情熱は、その噴出先を求めてたぎっているのだけれど。
仏教を伝える人々が言われることに対して、前ほど気持ちが付いて行かなくて・・・ただ、疲れるのです。(^_^.)
前なら、「それはどういうことですか?」と、納得いくまで、尋ねる情熱があったのですが・・・もう、どうでもいいや。という感じで。
きっかけは、母が認知症になって「人間が毀れて行くということ」を示した時、その「人間が壊れて行くということ」に対して、何の言葉も聞けなかった・・・あの時の失望が大きかった。
仏教は、きっと「人間が壊れて行くということ」に対しても何事かを説いているはずだ、と思うのですね。
「貴女を成仏させるために、わざわざ人の嫌がる認知症になってくださった仏である。」というだけでなく、ね。
「認知症は脳に起きた病変である。」これは、現代医学の認識であるが、仏教の病気に対する認識は、どちらかというと現代医学というか、科学的認識に相通じるようなところがあると、私は理解しています。
だからこそ、科学がどれだけ発達しようと仏教が伝える教えは、何の齟齬も違和感もなく、その輝きを失うことがないのに・・・。