タイトル | : Re: こんな寂しい停車場を |
記事No | : 2359 |
投稿日 | : 2015/01/20(Tue) 18:44:14 |
投稿者 | : 桃青 |
日蓮聖人の御手紙のどこにあったのだろう。
御弟子の娘のなくなったのを悼んで送られたお手紙に 「幼くて法華経の教えをよく理解しているとはいえなかったが、その心からの信ゆえにきっと成仏したであろう。」 というようなことがあったが・・・。
母の寂しさと孤独を思うと、ようよう母なりに得たであろう境地を信頼するお上人がたから、どんなにか認めてもらいたかったであろうに。 と、母が可哀想でたまらない。 あんなに嬉しそうに「分りました。」とお上人がたに言っていたのに・・・。 日蓮聖人の「あの姫は実際のところ仏の教えのなんたるかはよくわかってなかったけれど、その仏への信は間違ってないものだったね。」と言われる優しさ暖かさは日蓮聖人ならではの稀有なものなのだろう。 そしてこの御手紙の言葉、単に子供に先立たれて悲しむ親を慰めるために適当なことを言っているのではなく、成仏に至る「ほんのわずかな信」が重要なのだ、とされた日蓮聖人の成仏への道の教えを離れるものではないところが素晴らしい。
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