タイトル | : 水の心と二人の説教師 |
記事No | : 2405 |
投稿日 | : 2015/12/02(Wed) 23:10:35 |
投稿者 | : ぽん州 |
北国の高名な説教師のお話に、毎日水に優しい言葉をかけると 氷の結晶が 美しくなる というのがありました。 ご丁寧に 結晶写真を掲げて科学的にも 正しいと説明されていた。要は 世の中 和顔愛語の心をもって生きていきたいと いうことでしょうが 何となく寒々として 中谷宇吉郎博士の雪の結晶の 書物をお読みになればいいなと思いました。 関西の外れの鄙びたお寺のお上人は、 風呂に入る前に 両の手ですくいあげた お湯に頭を下げて”ありがとう”と感謝する男の方の話をされました。 一切科学的にどうのとは話されず、感謝する人としての有り様を話されました。 聴聞の人たちは 説教に随喜したものです。
勿体というのは 本来は 物体 と書き、物の本質的なもの ですよね。 その物の本来備わっている価値を全うしなかったら 勿体を果たして無い 勿体無いわけです。 そうしますと 水には 水としての勿体が有る とも 言えるわけです。さて 心とは何か という問題です。 それが解らなければ 心が在る無しなど言えたものではありません。
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