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タイトルありがたい説法にも傷つく
記事No1409
投稿日: 2012/03/03(Sat) 18:55:36
投稿者桃青
以前、メンタル系のかたから
「お寺の有り難いお説法にさえ傷つくこともあるのです。」
と、言われたことがあります。
その意味がよくわからなかった。
今でも、「有り難い説法に傷つく」の意味がよくわかったとは言えないですが、最近、もしかしたら・・・と思う記事を読みました。

霊能者にマインドコントロールされている、と言われる中島さんについて、有田 芳生さんが書いていたのですが、

不倫を同僚に相談すれば、噂が広まる。
友人に相談すれば、道徳論を振りかざして別れろという。
親には、とうてい話せない。
弁護士に相談すれば、実務的に離婚訴訟手続きに進んで行く。
相談者は、はっきりした答えを求めていない。ただ誰かに聞いて欲しい。

有り難い説法に傷つくというのは、説法の中に道徳を感じとってしまうからだろうか。

タイトル他人事じゃない。
記事No1413
投稿日: 2012/03/06(Tue) 18:58:01
投稿者桃青
有田 芳生さんによれば、占い師にはまるひと、と、カルトにはまるひとには共通点があるという。

いろんな意味で優等生。
優しく家族思い。
学業優秀、反抗期がない。
何も疑わず信じ込んでしまう。

親との関係が不安定。
強い父の存在が例外なくあり、優しくソフトな教祖に惹かれる。
あるいは、指示を与えてくれる存在への願望がある。
父のような存在、母のような存在をもとめる。

て、書いてあったのですけれどね、
カルトにはまったあのひと、あのひと、占い師にはまったあのひと、
確かに思い当たるところはありますけれどね、

父のような存在、母のような存在を求めているのは、誰にもある部分じゃないのかな。
昨今、橋下さんのような強い指示を発信するタイプに人気があつまるのも、皆、どこかで頭を預けたいって、願っているからじゃないのかな。
予言者の啓示を求めているひとたちと、その心は似たようなものじゃないのかな。

タイトルRe: 他人事じゃない。
記事No1414
投稿日: 2012/03/07(Wed) 00:45:37
投稿者慎之輔
> いろんな意味で優等生。
> 優しく家族思い。
> 学業優秀、反抗期がない。
> 何も疑わず信じ込んでしまう。
ある意味、そうなのでしょうが、常に自分が一番であったのがある時二番になる。
その時に自己に原因を求めるのか?他に原因を求めるのか?に違いが
あるのではないでしょうか?
親しい人は、優しく慰めながらも自己の原因を言及し、カルトや洗脳師は、あいつが悪いのだと助長しながら心の隙間に入り込む。
 自己の考え方や心の持ち方に気がつかないと、再びカルトに入り込まれる。最近話題のあの方もそうではないかと思う。

タイトルRe^2: 他人事じゃない。
記事No1415
投稿日: 2012/03/07(Wed) 17:26:01
投稿者桃青
> ある意味、そうなのでしょうが、常に自分が一番であったのがある時二番になる。

確かにそういう事例もありそうですね。
それまで自分はかなりいけてるじゃないか。と思っていたけれど、
上には上がある。と思い知るなり、なんなりで、自分をどう位置付けていいのか解らなくなる。とか。
河合隼雄先生系列の方々は、そういう時にひとは納得できる物語を与えられると救われる。と、いわれてます。
「本当のあなたは・・・」「前世は・・・」などと語られた物語に、そのひとが「すとん」と、納得できたら、立ち位置の問題はとりあえず解決なのでしょうね。
才能ある占い師は世間話や身の上話を聞いている間に、相手がどんな物語を望んでいるか、察知して上手に物語を紡ぎ出すのでしょうが、宗教も似たようなところがありますね。

「自分が生まれた意味を知りたくないですか?」
「人生の本当の目的とはなんでしょう?」
「あなたが生まれたことも、神の御計画の一部です。
 神の御計画を知りたくないですか?」

これらの答えとして呈示されるものは、皆「物語」でしょう。
別の言葉で言えば、その宗教が呈示する理念から生じた世界像です。
というと、仏教以外の宗教は、たいてい「いや物語ではない現実だ。真実だ。」と、必死に否定しますけれどね。
仏教は、「人間は世界像に生きている。」と、解っているところが、他の宗教とは違うところですね。

> その時に自己に原因を求めるのか?他に原因を求めるのか?に違いが
> あるのではないでしょうか?
> 親しい人は、優しく慰めながらも自己の原因を言及し、カルトや洗脳師は、あいつが悪いのだと助長しながら心の隙間に入り込む。
>  自己の考え方や心の持ち方に気がつかないと、再びカルトに入り込まれる。最近話題のあの方もそうではないかと思う。

だいたいカルトというのはおおよそ「閉じた空間」の中の自分達は正しい。外の社会は間違っている。という思想を基本としているので、どうしても他罰的傾向になりますね。
占い師のほうは、「あなたはOK、あなたはOK」と、良い気分にさせておけば、御客は喜んカネを出して呉れる。

「物語だよ。」と、醒めたことを言っている私でも、ネットの御遊び占いで、「あなたは上杉謙信」「あなたを守っているのは毘沙門天」と出て、「お。結構当たってるじゃん。」と、良い気分になったのですから、才能ある占い師に出会わなかったことは幸いでした。