タイトル | : 彼方と此方、二つの世界があるのではない。 |
記事No | : 1445 |
投稿日 | : 2012/03/28(Wed) 18:52:55 |
投稿者 | : 桃青 |
「あなたが立つのはどちら側?」 「平行する世界」という表現は、誤解を生みそうだ。
正確には、あちらとこちら、二つの世界があるのではない。
あなたもこなたも一つの世界に立っているのであるが、 二つの世界があるように感じてしまうひとがいる。
その感じ方が、あまりに現実味を帯びている故に、 「そうではない、一つの世界なのだ。」と言われても、 「いや、彼方と此方二つの世界は、ある!」としか思えないひとがいる。 「だって、幽霊を私は確かに見たのだもの!」と、同じく、そのひとにとっては、見たもの、感じたものが現実なのだ。 こういうかたを説得することは難しいように、此方側に立っていると感ているかたにしろ、彼方側に立っていると感じているにしろ、二つの世界を感じているひとに、世界はひとつなのだ、と納得させることは難しいだろうな、と思う。
この監督はどうなのだろう? 二つの世界があると思わせているのは、己に内在する何かであって、実際には一つの世界なのだ。と思っているのだろうか? それとも、二つの世界は、確かにある。と思っているのだろうか?
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