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記事No : 1734
タイトル 自己責任と情報収集
投稿日: 2012/11/12(Mon) 09:48:42
投稿者桃青

某M教はアメリカ生まれのキリスト教らしく「全ては自己責任」という思想によって成り立っている。
言いかえれば、それが某M教が伝えるただ一つの真理でありメッセージであるといっても過言ではない。

「自由の国アメリカでは努力さえすれば成功できる。」
これがアメリカンドリームの本質であり、アメリカ国民の大多数が最も聞きたいと思っている言葉でもあろう。
オバマ氏も某M教も、人民が聞きたいと思っている言葉を察知するが故に、その言葉を人民に与えるのだ。
そして自分が聞きたいと思っていた言葉を「権威」が言った。と、
人民は熱狂する。日本の某M教徒も熱狂する。

「努力さえすれば成功する。思想」と、「自己責任思想」は一体である。
さて、アメリカでも、某M教でも自己責任思想と選択の自由が一体で語られる。
「人生は選択の連続。何を選ぶかによって結果が違ってくる。
全ては自己責任なのだ。」
こんな言葉を日本でも一度や二度は聞いたことがあるだろう。
一見、もっともらしいではないか。
しかし、落とし穴がある。
それは、何か。
これを読まれている皆さんは、すでにお気づきだろう。
現実的な正しい選択するには現実的に正確な情報が必要だということである。
間違った情報しか入らない場所では正しい選択などしようがない。
ということである。
世の中の全ての情報を知ることなど誰にもできないし、入るかぎりの情報であっても、その全てのひとつひとつを間違っているか、正しいかを正確に判断できるひとなどいない。
と、いうことである。

限られた情報の中から、正しいらしく思われるものを選んでいるのに過ぎないし、並べられた情報が全て質の悪いものだったら・・・。
と、考えると、全ての責任を「あんた選んだんでしょ。」と、個人に投げつけるのもいかがなものか。

自己責任、選びの結果、が大好きなアメリカ人たちも、国家間の政治経済から、国内、自分の勤め先まで時々刻々と変わる状況について正確な情報を得ているか、と言えば、国民の大多数は得ていない、と確信を持っていえる。

某M教は「自己責任」「選びの結果」を説くが「ひとが創造神になる。」「創造神の前身は人間」という教義から、教会の歴史まで教会員自身が正確な情報だと認めていない情報を正確な情報だと世界に発信しているのは、どこかおかしい。


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