2001/10/22更新
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住まいのできるまで(2)


工事監理のプロセスを紹介します。

設計のプロセスはこちらにあります。
現在工事中の現場の進行状況もあります。
ご覧ください。

 工事監理のプロセス 

工事監理 ■せっかく一生懸命に作り上げた設計、きちんとした工事で完成させたいですね。
極端な話なんですが、同じ設計図でも工事業者によって随分違ったものになります。それだけ、工事監理というものは大切なんです。
ここでは、どういう風に工事が進んで行くか、簡単に説明します。私たち設計事務所の人間がどんな点に注意して監理しているか、という点については現場の進行状況のところで触れています。
工事期間 ■工事契約の際に工事期間を決めます。規模や工事のやりやすさ等にもよるのですが、通常木造だと5〜6ヶ月、鉄骨やRC造などの場合は7〜8ヶ月かかります。

【工事開始】 地鎮祭・安全祈願 工事に先がけ安全を祈願
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【仮設工事】 整地・地縄張り 建物の大きさを縄で敷地に原寸大で描きます
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仮設給水、電力引込 水道や電気を工事で使えるようにします
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【土工事】 根切り(ねぎり) 基礎を作る部分を掘ります
支持地盤を必ず確認
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【地業工事】 地業(ちぎょう) 根切り底に割栗石を敷き詰め、つき固めます
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【基礎工事】 捨てコン打、墨出し 5cm程度の薄いコンクリートを打ち、そこに基準線を印していきます
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配筋 基礎の鉄筋を配置します
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型枠 基礎の型枠を組みたてます
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コンクリート打設 基礎型枠にコンクリートを流し、型枠を外します。
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土間コン打ち 土を埋め戻し、土間コンクリートを打ちます
これで、建物の足下ができました。これから、ようやく上部の構造を作っていきます。
【建方・上棟】 本体工事開始 鉄骨や木の骨組みを組んでいきます
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【屋根工事】 屋根をつくる 中で作業できるようまずは屋根をつくります。
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【外壁工事】 外壁の下地づくり 壁の下地・間柱を入れます
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/TD> 外壁サッシの取付 アルミサッシや玄関など、外部の開口部の取付
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/TD> 外壁の取付 透湿防水シートを貼り、外壁を取り付けます
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/TD> 外壁の取付 透湿防水シートを貼り、外壁を取り付けます
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床・壁・天井の下地をつくる
作業しやすいので先に床をつくります。(仕上げは最後)
壁間柱の間には断熱材を入れます。
(内部工事)
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設備配管・配線
壁や床の仕上げをしてしまう前に、水道・トイレなどの給排水設備、電気や電話などの電気設備の配管や配線をしておきます
(電気工事)
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額縁類の取付
窓の額縁、ドア枠などをいれます
(内装工事)
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床・壁・天井の仕上げをする
壁や天井のボードや合板を貼り、床にはフローリングやコルクなどをひきます。
(内装工事)
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ドアを取り付ける
内部の引戸やドアなどを取り付けます
(建具工事)
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内装仕上げをする
壁の塗装やクロスを貼るなどの内装工事、塗装をします
この辺に来ると順番は入り組みます
(内装工事)
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家具をいれる
壁・床の仕上げができれば家具の寸法を測り製作、取り付けます(作りつけの家具の場合)
(家具工事)
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機具類の取付
照明器具や水栓などの機具類を取り付けます
こうなると住めそうになってきます
(器具の取付)
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調整・清掃
細かい点を調整、清掃をします
(清掃)
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立会検査
建主・設計者・工務店の三者で検査をし、納得したところで竣工完成です

(竣工引渡)
工事監理プロセスをもっと詳しく知りたい方はこちらを!
進行中の現場を随時レポートしていく予定です!


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