What's 大江戸線

 

   首都圏在住の方以外の人には馴染みの薄い大江戸線。利用者数は増加傾向にあるものの、依然として目標の利用者数には届かず苦戦
   しています。
   そんな大江戸線の歴史や現状、さらには路線や車両に関することまで、このページでは大江戸線に関するありとあらゆる情報をご覧の方々
   にお送りしていきます。

 

大江戸線の歴史

  大江戸線は1972年、都市交通審議会「東京圏高速鉄道網整備計画」答申第15号に則り、1974年に都営12号線西新宿(現・都庁前)―高松町
  (現・光が丘)間の免許を取得しました。1985年に当時の運輸省から工事認可が下り、翌1986年6月1日に練馬―光が丘間が着工しました。
  1988年には、予定されていた通常の鉄道方式からリニアモーター方式の運行を開始することを決定し、翌1989年に西新宿―新宿間の第三種
  鉄道事業免許を取得しました。1990年8月には練馬―新宿間の工事も着工し、翌1991年12月10日、ついに大江戸線の片鱗となる練馬―光が
  丘間が開業しました。
  1992年には環状部の基礎となる西新宿―新宿間の工事を着工、1997年12月19日に練馬―新宿間が開業、2000年4月20日に新宿―国立競
  技場間が開業、立て続けに同年12月12日、ついに大江戸線の全線が開業しました。
  なお、同年1月には光が丘〜大泉学園町間の延伸計画も答申されており、今後路線の更なる延長も見込まれています。

大江戸線路線図はこちら


大江戸線の開業効果

  大江戸線が開業したことにより、さまざまなメリットが生まれております。その内容を以下のようにまとめてみました。

  @時間短縮……大江戸線の開業により、移動時間が平均で約4分短縮されたというデータがあります。また、これまで鉄道が通っていなかった
            地域に大江戸線が開通した影響で、この地域の周辺に住んでいる方の移動時間は大幅に短縮されました。特に、大江戸線開
           
 業により、山手線内の鉄道駅〜鉄道駅の徒歩移動時間が10分以内となり、特にアクセスが良くなったといえます。

  A運賃の実質引き下げ……大江戸線環状部の整備により、これまでバスと地下鉄を乗り継いでいたのが、地下鉄で直接目的地に行けるよう
                   になり、平均して約20円程の料金軽減がなされているようです。なお、大江戸線開業前まで同線上を運行していた
                   バス路線はほとんど廃止となり、大江戸線利用者の増加にもつながっているようです。

  B周辺鉄道混雑の緩和……大江戸線の全線開通により、大動脈である山手線は3%程度の混雑緩和になっています。また、大江戸線はほと
                   んど地下鉄線と乗り換えが可能となっているため、これらの路線では最大で7%の混雑緩和が達成されているよう
                   です。ターミナル的存在をなしている新宿や上野などを通っているため、今後も更なる混雑緩和が見込まれていま
                   す。

  C沿線人口の増大……大江戸線の起終点駅でもある光が丘などに見られるように、沿線人口の増加が目立ちます。特に、同線開業前までは
                鉄道の通っていなかった牛込方面では今後もかなりの人口増加が見込まれます。また、晴海に見られるような新たな
                オフィスタウンの出現にも役立っており、大江戸線と都市との結びつきは強いものといえるでしょう。

  以上のように、大江戸線開業による効果はかなり大きいものとなっています。今後も沿線開発などによる大江戸線効果はさらに顕著に現れて
  くることであると見られています。

 


「大江戸線」の名称について

  正式には「都営地下鉄12号線」といい、その路線名称が「大江戸線」といいます。「大江戸線」は公募によって約30,000件の案の中から、有識
  者等による「都営地下鉄12号線路線名称選考委員会」の大方の推薦を得て決定したものです。
  当初は「東京環状線」となる予定でしたが、石原東京都知事が「環状線になっていない路線に環状線という名称を付けるとはもってのほか」と
  激怒し、2度にわたる選考の末「大江戸線」に名称が決まりました。

 


大江戸線のラインカラー

  都内の地下鉄すべての路線ごとに、路線が色で識別できるよう「ラインカラー」が設けられています。大江戸線の場合、『ピンク』とか『紫』などと
  呼ばれますが、一般的には『赤紫』色の路線となっています。これは半蔵門線のラインカラーが紫色で、浅草線がピンク色であるためで、大江
  戸線のラインカラーと区別しているようです。

 


大江戸線データ

  大江戸線の特徴などを以下表にまとめてみました。

路線名 都営地下鉄大江戸線(12号線)
路線長 40.7km
(環状部・放射部含む)
運転方法 6の字運転
<都庁前→蔵前→森下→光が丘>
<光が丘→森下→蔵前→都庁前>
駅数 37(汐留駅開業後は38)
利用者数(1日平均) 約53万人
車種 12−000系
車両 車両長16m×8両
リニアモーター方式
運転方式 ワンマン運転
ATO(Automatic Train Operation)
軌間 1435mm
ラッシュ時運転 8両×12本(7:50〜8:50)
混雑率 134%

  以上のように、他社線とはちょっと違う部分もあることがおわかりいただけたでしょうか? 大江戸線独特と言っても良い面もあり、なかなか面白
  い路線であるともいえます。実際に乗られた方もいると思いますが、以上のデータを知識としてご利用されれば、違った大江戸線の一面が見え
  てくるのではないでしょうか。

 


このような大江戸線なのですが、現状は厳しい運営を強いられています。次ページをご覧ください

 

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