2003年3月上旬、本店より召集がかかり、応援捜査に参加しました。 以下に、その内容を報告致します。
3月某日、早朝から、必死の思いで起き出し、駅へと急ぎました。 新幹線の切符を買い、朝食用のサンドイッチと牛乳を買い、ホームへ滑り込んできた新幹線に乗って一息。
なんと言っても、本店再開してまもなく飛び込んできた「応援捜査」という名のエキストラ参加のチャンス! あの「踊る」の現場に参加できるなんて、5年間待ち続けた身には夢のようなお話。 参加しない手はない、というか、なんとしても!ゼッタイ!参加したいと、唯一都合のつく日の、唯一都合のつく時間帯を狙って、1点買いでエントリーしたところ、見事当選(TT) 夢のように幸せでもあり、鬼のようにくたびれた1日はこうして始まったのでありました。
新幹線はイチロニッサン、ではなく(←ふっるー(^_^;))一路東京へ。 不案内の東京の中では唯一慣れた経路、「東京駅→新橋→ゆりかもめ→お台場」コースを急ぐ。 ただし、今日はお台場ではなく行き先は「国際展示場ビッグサイト」。 ビッグサイトでは他にも何かビジネス関係の催しがあるらしく、駅では同じく国際展示場までの切符を買うビジネスマンらしき男多数。 中には、インド人(たぶん)らしい人などもいて、さすが国際展示場と妙な感心(--;;
集合時間に間に合わなかったら大変と、急いで行ったものの、順調に行けたため、ちょっと早かった(^_^;) 3月上旬の、天気はイイものの風のヒジョーに強いお台場で、飛ばされそうになりながらそこら辺をウロウロ。 柱に貼ってある「踊る」のポスターというか、捜査員のための案内表示の紙を眺めたり、会場の方をうかがってみたり。 あまりの寒さにコンビニであったか〜い肉まんを買って食べながらしばし待つ。
そうこうするうちに、本店の関係者らしき人が準備をはじめ、まもなく受付開始。 プリントアウトして持参した参加チケットを出してハンコをもらい、名前と捜査員ナンバーをチェックの上、リボンをもらう。 ちなみにハンコはカエル急便。 このリボンがないと入れないということらしい。
そして、まだしばらく時間があるとのことで、腹ごしらえのために一時解散。 コンビニに殺到する捜査員たち((((^_^;) 各自昼食。
そして、集合時間、捜査員ナンバー順に「何番から何番まではこの列」という風にグループ分けがされて並ぶ。 グループにはそれぞれ所轄の名前が付いていて、私の配属は麻布署でした。 しばらく待った後に、地下というのか、1階というのか、下へ降りてまたそこで並んで待つ。
とにかく大量の捜査員なので誘導する係りの人も大変だが、捜査員もそれぞれ意気込んでの参加なので、おとなしく従い、特にトラブルだとかは起こらない模様。(よしよし) そして! 前の時間帯の人たちが出てきた! さっき私たちが降りてきた階段を登って出て行く。 その中に、知り合いの捜査員らしき人を見つけたが、コンタクトは取れなかった。 残念。 そして、会場である、西展示棟アトリウムの中へ・・・・・
中には、ドデカイ、あのカジノのセットがどどーんと鎮座ましましていたのである。 もちろん、その時は、それがどういうシーンのためのもので、セットなのかなんなのか、知る由もなかったのですが。 とりあえず、装飾、書いてある文字などから「カジノ」であることだけは理解できました。
パーティ風の服装の役者さんたちがたくさんいらっしゃるし、それにしては自分たちは普段着で、その落差はなんなのか(^_^;)
中へ入ると、所轄の署長役の人が指示をうけて、捜査員たちを所轄ごとに配置して注意事項の伝達。 我ら麻布署は、ちょうどカジノ入り口の方から見て右側のエスカレーターの裏手あたりに配置。 ななんと、そのエスカレーター脇のカジノセットと反対側、つまり映らない場所に、モニターや椅子やコーヒーセットなどがあるではないか! そこには、キャストやスタッフが集まり、モニターチェックをしたり打ち合わせをしたり ☆(☆o☆)☆ が、しかし、とりあえず、最初のうちは任務だ、任務。
そこら一帯に適度に散らばらされた捜査員たちは、指示に従って歩く。 ただ、歩く。 歩いては戻り、また歩く。 しばらく間が開いたかと思うと、また歩く。ひたすら繰り返す。 しばらく後に、少し場所を移動して、また、そこでも歩く。 歩きっぱなしでもないのだが椅子に座れるわけでもなく、ボーっと待ってたかと思うと、また歩いたり。
しかも、捜査員には、一体なんのシーンで、カジノセットの中でどんなシーンが展開されているのかもわからず、ただ、歩いていればいいのだなということしか判らない。 途中「次は大きな音がしますが、普通に驚いて下さい」などというよく判らない指示が出たりもする。 この「大きな音」とは、あの「パーティ会場で爆発音!」のシーンだったことが公開後判明(^_^;)
途中、はじめの方で出演者の昼食休憩があり、キャストは2階の控え室にあてられているらしき部屋へ入っていったりもしたが、さほど長い時間でもなく、ただひたすら撮影が続く。 繰り返し、繰り返し、細切れに撮影が進んでいく。
前半は、結構歩く指示が頻繁に出ていたのだが、途中から、あんまりエキストラの映らないシーンの撮りが多いのか、待ちが多くなる。 椅子もなく、その場にしゃがんで待つしかないのだが、私の配置場所はラッキーなことに(先にも述べたように)モニターの近く(^^) とは言っても、数メートルは離れているのだが、それでも他の所轄に比べれば近いの何の。 モニターを覗き込む青島くん、すみれさん、江戸りつ子、本広カントク、周りに群がるスタッフ多数。 青島くんと何事かを話すスクリプターの人。 さすがに何を話しているのかまでは聞こえないが、その真剣な表情は肉眼でハッキリと見える(劇喜)
時々、というか、頻繁に、撮影とモニターチェックを繰り返すので、そのたびに我ら捜査員の脇を通って(!)カジノ内とモニター前を行き来する青島くんとすみれさん(^^; すみれさん、細い! 白い! キレイ! さらには、目の前を通り抜けてタバコを吸いにアトリウム隅の喫煙コーナーへ行く青島くん!
生・青島!! スッゲー、カッコイイ!!美しい!!細い!! これが同じ人間か! 色は確かに黒かったけど(爆)
青島くんがコーヒーセットのあるテーブルに近づき、てづから飲み物を入れてすみれさんやみんなに渡す。 すみれさんが何事か言い、皆が笑う。 (このときすみれさんは「心して飲みます」と言ったらしいことが、のちに雑誌の撮影レポート記事で判明) 実に和やかな雰囲気♪
撮影が順調なのか、どうなのか、詳しいことは判らないが、結局ほぼ時間一杯までそうして過ぎていき、この時間帯の応援捜査はトラブルなく終了。 各所轄ごとに集合し、並んで撮影の続くアトリウムを後に外へ出て行く。 ああ、お名残惜しい・・・・(TT)
最初の受付をした場所で、リボンを返し、土産にボールペンとアドカードをもらう(^^)v ボールペンは例の「湾岸署運動会」のモノ。
踊るの撮影現場に参加し、生・青島くんを目の前すぐに拝み、シアワセな時間を過ごしたものの、足はもはや棒、腰も痛い(><) それでも、ゆりかもめで「お台場」のフジテレビへ行き、土産を買う自分(^_^;) 日も暮れ、さすがにもう限界、歩けない、と、タクシーで東京駅へ戻り、新幹線に乗って一路京都への帰途へつく。
鬼のように疲れたものの、やはり参加した甲斐はあった。 なんといっても「現場」に参加できたのだから。 この日のことは一生の思い出になるだろう。
京都から日帰りで参加した応援捜査の後に残ったのは、素晴らしい思い出と、記念の品と、ぐだぐだに疲れた身体であった。(^_^;)
おしまいv