最終話 「青島刑事よ永遠に」


「特捜本部なんて、くそくらえだ。」
「俺、頑張れます。同じ想いの人が上にいてくれるんですから。」






真下のホームページに安西の情報が寄せられた。現場へ聞き込みに行った青島とすみれ。突然現れた安西の発砲に、とっさに撃ち返す青島だが、逃げられてしまう。
上層部は青島の発砲を問題にし、すぐに処分をするよう室井に命じる。機転を利かせた室井は青島を連れだし、青島とともに単独捜査を始める。
拘置所へ行き、ひと芝居打って山部に会う二人。フィリピンで手に入れた拳銃の取引が西麻布のクラブで行なわれるという情報を得る。拳銃の入った包みを抱えて店に現れた安西を無事確保。安西の取り調べを青島に託し、和久は定年退職していった。
青島と室井の単独捜査が査問委員会にかけられた。戒告処分に対し「平等に処分を」と言う室井に向かい、「あんたは上にいろ。あんたにはあんたの仕事がある。俺には俺の仕事がある」と言い、降格処分を受ける青島。青島の想いを受け入れ、上を目指すことを決めた室井と青島は笑顔で敬礼を交わす。
数日後、交番勤務に励む青島の姿があった。




圧巻は安西確保の場面。拳銃を突きつける刑事たちの中にいる亀山Pの姿を見逃すな。
青島が拳銃を撃つ、室井がタバコを吸う唯一のシーンも必見。
忘れてはならないのがスリアミの男気。「出来そこないでもね、命張ってんだ!」 「やらせてやっちゃくれませんかね」 「うちの署は放任がモットーでして」 所轄の意地が光る。が、後でさっさと辞表を引っ込める副署長と課長が微笑ましいというか情けないというか。
「(青島くんは)室井さんとどっか行っちゃいました」のあと、和久さんが「これとか」と言い眉間に皺を寄せるのも楽しい。
「きりたんぽでも食おう」と誘われ「ヘリで迎えに来て下さいね」という青島は本当に嬉しそう。
シリーズ中たった一度の室井の笑顔を見逃すな。
真下への見舞いの品も、それぞれ「らしく」ていい。特にすみれの「お花とメロン」。すみれは見舞いだったら高価な果物も人にあげるのだというのがわかって、なんだか安心。




お名残惜しいTVシリーズ最終回。
「発砲はその状況に留意し〜」に始まるお芝居から後、青島とともに突っ走る室井さんのカッコよさ。第1話の室井さんからは想像もつかないその刑事魂。青島くんと会わなければ表に出ることもなかったのだろうか。
室井さんにきりたんぽに誘われて「楽しみにしてます」という青島くんの清々しい笑顔にはこっちまで嬉しくなってしまうね。青島くんは例え刑事でなくても、警官として市民のために働けるだけで嬉しかったんだろうね。
吉田のおばあちゃんに嬉しそうに話をする青島くんの姿は本当に微笑ましいです。
全11話、まんべんなく楽しませてくれた、君塚脚本、本広・澤田両監督、なにより「新しい刑事ドラマを」と、「そこまでいうか(by君塚氏)」な提案を次々と出した亀山プロデューサー(当時)、そして、キャスト、スタッフの皆さんに感謝、感謝!!

(歳末SP)

(ツボインデックス)

「警視庁で買い取る。いくらだ。」
「大丈夫すよ。俺はほら、イチからやりなおせますから。」