れつごう!蔵王(2000冬)その2
ソバには日本酒がイチバン。
こちらの日本酒は甘口が多いけど、こりがまた旨い。
腹も一杯になった所で、雪を眺めながらの温泉、るーび、昼寝・・・・
果てしなくシヤワセなひと時を過ごす面々だった。
ぴんぐう迎賓館から20Km ほど山に分け入った、ぴんぐう家発祥の地の温泉。
とにかく全てが雪!雪!雪!。
村の鎮守様などは、鳥居の先端以外は全て雪に埋もれてしまっている。
まるで円谷プロの仕業と疑いたくなるような光景を眺めながら、温泉・るーび三昧で過ごす至高のひととき。
○14:00
せっかくの雪を遊びに利用しなければ損だ。
少女ぴんぐうの冬の遊びは「かまくら秘密基地作り」だったのに習い、我々も「かまくず」にチャレンジ。
○15:30
2月に白馬で作った「岩岳かまくら」の時と違い、割合アッサリと完成。
その分、完成の感激は劣るものの、全員で入り込んでの完成ルービは最高!んまいんまい!!
○18:00
第二スキー部隊は大江の舟唄温泉へ。
そば打ち部隊は新寒河江温泉へ。
○19:00
両隊合流し、迎賓館着。宴会開始!!
今日も凄いゴチソウだぁぁぁ!!
怪しいキノコ「もだす」をオロシ大根で食す。
正式名称は「もたし」と言うらしいけど、訛ったままのネーミングが、手書きでカンズメに記載されている。
○20:00
キノコにあたったのか、みちのくマスターが大ブレーク!
超音波ギャグなどの大技で、ドカンドカンと大衆のウケを一人占め!!
駄菓子菓子!!!
彼の活躍は、そこまでだった。
○20:30
山形盆地が誇る大女優「ぴんぐう姪っ子(1歳半)」が登場!!
大衆の関心を一気に奪い取る。
ポツンと立ち尽くす、哀れみちのくマスター
「子供と動物にはかでね。おらぁ飼い殺しだぁ・・」
などとつぶやき、最後のギャグ
「それじゃそろそろ寝ましょうまん」
を残し、静かに息を引き取る。
ぴんぐう姪っ子の特技はカンパイ、好きな物はヤクルト。
得意のギャグは「カトちゃんペ!」。
○22:00頃
みちのくマスター亡き後は、んもぉ独壇場!!
向かう所敵無しの状態で局地的アイドルの道を爆進するぴんぐう姪っ子だったが・・・・・
ウ○コをもらして強制退場となる。
こうして、雪国の夜は静かに更けていくのだった。
大雪が降れば陸の孤島と化す山形盆地。
そこに満ち溢れる優しい人情と美味しいゴハンにも、別れを告げる時がやってきた。
●3/20(祝)
○5:00
今日も元気な体育会系、Y&Oペア。
宮城蔵王を目指して出発!!
他のメンバーは、言うまでもなく白河夜船。
○8:00
しゃけ・納豆・味噌汁などで朝食。涙が出るほど美味しいゴハンとも、これでお別れ。
しかし、今回のメンバーの西日本人、平気で納豆を食べる食べる!!
峰部長に至っては、ゴハンが無くてもルービのツマミにする始末!!
○12:00頃
迎賓館を出発。
ぴんぐう家の皆様、大変お世話になりました。
○12:30
道の駅・寒河江(チェリーランド)で御土産タイム。
ここに来たなら「謎のトルコ人の立ち食いファーストフード店」に、ぜし立ち寄るべし。
怪しいイスラム風の音楽が流れる中、その男は一人で立っていた。
「お・おいしいよぉ!!」
シシケバブ/ドネルケバブ/カマタレブーなどの、いかにもトルキーなネーミングの食べ物に混じり、
「ポテトちゃん」なる物まだ。
こりでは高速道路のSAの「じゃがべーくん」と同レベルだが、それでもキッパリと「トルコの一般的な家庭料理」と言いきっている。
ドネルケバブを注文。
肉をコマの様に回し、山賊ナイフの様な物で削ぎ落として自家製のパン(こりが美味い)に挟む。
仕上げに「ソース、辛いの辛くないのどっち?」を、ドボドボかけて出来上がり!!
以前はもっと怪しく 「からいのぉ?あまくないのぉ?」
などと、んもぉ訳の判らないオッチャンだったが、地道に日本語を上達させてしまったのが残念だ。
○13:00
温泉に浸かってから帰る事に。
魔王が混浴露天風呂にこだわり、福島県高湯温泉に行く事に。
「福島なんかはみちのくじゃねぇ!!北関東ヅラしやがって!!」
と、憤慨したみちのくマスターが戦線を離脱。
○15:00
道中の山道は雪に囲まれていたものの、路面は全然平気!
無事に高湯温泉・玉子湯に到着。
最後尾の魔王号は4駆スタットレスだけど、先行のなりなり号、2台目のせら号はFFノーマルだったのだ。
せら号の中では、
「なりなり号が滑って落ちたら引き返せば大丈夫!!」
なる、頭脳的な作戦が語られていた。
○15:10
広々とした、雪の中の露天風呂。
服を脱ぐのはゲロ寒だけど、目の前には快楽の湯船が待っている!!
「うほぉ~!!」などと叫びながら、手に手にルービを持って、ドボンドボンと飛び込む。
快楽だぁ!!!!
雪景色には温泉とルービほど似合う物はない!!
○15:20
何の前触れも無く、唐突に吹雪となる。
吹き荒れる風の音!吹き付ける雪!雪!雪!!!
流石にお湯の中は暖かいけど、体を出そうものなら即死はまぬがれまい。
ノーマルタイヤの2台は、無事に山を降りられるだろうか?
その前に、いかに脱衣場に辿り着くかを、真剣に議論する面々だった。
その1へ
バイク以外の旅へ
「週末の放浪者」携帯版TOPへ
「週末の放浪者」PC版