隠岐でポンその3(携帯版)
(レポート:がんじ)
【盆踊りな人たち】
盆にはあちこちの集落で盆踊りが行われる
規模は皆驚くほど小さい
西の島ではこんな小さい島なのに15箇所で盆踊りが行われるという
しかもどさ回りができるように日程が微妙にずれているという
私は今年で2回目の盆踊り、別府の公民館の盆踊りに足を運ぶ
20時、バイクを走らせ会場へ
まだ輪が小さく7・8人しか踊っていない
とりあえず去年の踊りを思い出すためギャラリーしていると
兄ちゃんたち、去年のバイクの人だよね!!覚えてるよ~!!
この地のあんちゃんが声掛けてきた
その直後、酒はバンバン、ビールはバンバンとえらい状態に
兄ちゃん、踊れ~!!の号令で輪の中へ・・・
マイク片手に踊ってるのは、海士の校長先生じゃないの!
去年の激しい写真に載っていたね
ここの盆踊りの凄いところは、演奏は太古だけ、そして生ボーカルなのである
歌詞は200~300位あるらしく交代でひたすら2時間位歌い続けるのである
さすがの歌い手である校長先生も歌詞を忘れたりとなかなか面白いことをやってくれる
輪は知らんまに40人位に膨れ上がり道路まではみ出して車は通れない状態に発展
地元や帰省の若者が加わり激しい盆踊りへと発展していく・・・
兄ちゃん、来年も来い!!と隠岐誉の一升瓶とともに結局、来年も再会をと誓ってしまった・・・
島の過ごし方のススメ
隠岐は八重山に比べると時はちゃんと流れている
八重山は時の流れが遅いこと
あれでは人間が腐るのである
そこそこ時が流れるのは毎日3便のフェリーのためか?
でも、八王子なんかと比べると非常にスローなテンポである
朝は暑い!!8時過ぎるともうテントの中では寝ていられない
でも、東屋はすげー涼しいのである
ちょうど日陰な東屋で午前中のひとときを過ごすのである
目の前はそこそこの入り江が見え、そこから吹いている風がなんとも日本の夏な気分!!
そんな贅沢な環境の中、文庫本を読むのである
私は普段、本は読まない
しかし、ここではなぜかのんびりと本を読んでみたい気分になる
このロケーションに合うのはやっぱエッセイ関連
やっぱ、椎名誠でしょうってことで今回は1冊を持っていった
いいですね、缶ビールをちみちみやりながら本を読むのはアリですね
午前中に海に浸かるのもよい
ひんやりしてるし海も透き通っている
沖のサザエも上がっているので楽に採れることができる
本を読むのを飽きた頃、サザエを取った頃はもう昼頃か・・・
バイクに跨り浦郷へ向うのである
真っ青な空、両サイドは原生林のグリーン、真っ正面には太陽で照らされた路面が真っ白に光っている
ずっとシーサイドの国道もよいが、せっかくオフ車なんだから林道を周って行くのである
時速40kmくらい
1段高めのギヤで単気筒をトコトコと鳴らすと実に心地よい
ここではゴーグルはいらない
そんなスピードは出す必要はないし、せっかくのいい景色なんだから飛ばすのはもったいないのである
フェリー乗り場に着く頃本州からフェリーが着く
フェリーが着く前になると、普段人気がないのにどこからともなく
人が集まってきて活気つく
新しい人材はいるか?・・・
船からでてくるを見るのがなぜか楽しみになってくる
お~!!すげ~荷物てんこもりのバイクが降りてくるぞ~!!
わ~!!どくたーや~!!
いつもこんな具合である
港にバイク置いて近くの食堂へ足を運ぶのである
竜宮とかは大概いっぱいになるので、いつもマロンになってしまう
外のとんでもない暑さと比べるとマロンのエアコンは天国な世界である
昼過ぎはバイクで国が浜や摩天涯、鬼舞スカイラインへショートツーリングだ
国が浜は大きな東屋があるので出張宴会にはもってこいの場所
3時頃になったら、国が荘で風呂である
独占の展望風呂を堪能したら
釣りだ!!
結構、いそがしいのである
いちいち釣り道具を取りに耳浦に戻ってたらめんどくさいので釣り竿はバイクにくくりっぱなしである
餌のおきあみも3日前のものほったらかしである
釣った魚はバイクに括り付けて別の桟橋に移動したりするのでバイクが魚臭いのである
夕方6時頃まで釣ったら買い出しである
店は6時半頃に閉まるので忙しいのである
夕焼け空が真っ赤になる頃から宴会が始まるのである
釣った魚をさばき、米を炊くのである
網を用意してサザエを焼くのである
そして、ビールをパシュっと開けて、かんぱーい!!
ゴクゴクッとビールを一気に呑むのである
あちこちから、ヒャーッとか、ウメーとかの悲鳴があがる
辺りはセミの大合唱、夏なのである
宴も旅の話に盛り上がる頃
ある旅人、これ買ったんですぅ
海藻焼酎いそっ子
の登場だ!!
これを呑む者、そこらじゅうでパタパタと死んでいく
それを見ながら、我々はやんややんやと騒ぐのである
はっと気づくと、いつのまに明かりは消えて何人かおもてで寝ている
そんな光景が何度も繰り返されるのである
ああ・・・隠岐の1日なのです
如何なものだったでしょうか?
来年の夏!!是非、隠岐に行ってみよう!!
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