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突発24時間(1996・房総)
骨折って、本人がそれに気付かないうちは、結構動けちゃったりしますよね。
TW組での「F2小湊」遠征の際、ワタクシが崖から落ちた時もそうでした。
無茶苦茶痛かったけど、打撲程度だと思っていたので、
「救急車を呼ぶ」
などと他の組員らが騒ぐのを制し、
「いいよ。そんなおおげさな!少し休めばへーき!」
てなもんでした。
あまりしつこく言われるので、しょうがないので呼んでもらう事にしました。
本人がその程度の感覚だったので、いざ乗っても、
「お〜!他の車がよけてるよ!VIPだね〜」
とか、
「おっ!救急車のサイレンって、車内で聞くとドップラー効果が無い!」
などと、おばかな事を考えておりました。(でも痛い)
やがて車は病院へ到着。
救急入り口の前では、医者・看護婦が待ち構えている。
しかしワタクシ、慌てず騒がず、(でも痛がる)
「おっ!これってテレビの『緊急病院24時間』みたい!」
と、喜ぶ始末!
そのままキャスター付きベットで搬入される。
「ますます『24時間』だよ〜」
などと喜びながらも、ふと考える。
「あれっ!『24時間』を見てると、搬送されてきた患者って、着ているものを速効でハサミで切られ、いきなりモザイクになってるよな?」
帰るつもりになってるワタクシは、
「すいませ〜ん!着替えが無いんで、ぬぎますう〜。やさしくして!」
スタッフが見守る中、あやしげなストリップを披露・・・
「いったいいつ帰れるんだ!それにしてもああいてえ」
やがてレントゲン撮影した医者が戻ってきて、
「折れてるよ。あっ!ここもだ!お〜っと、ここもだ〜ぁ!!」
鎖骨
肋骨×3
腰堆横突起
計5本!
その瞬間から、ワタクシは寝たきりになりました。
入院3日目。看護婦さんが、
「先生が、今日あたりお風呂に入っていいって。」
たしかに、私の体は「F2の泥」「あせ」「少しちびったもの(ウソ)」
で汚れまくり。
「ありがて〜!おねげ〜しますだ!ばってん、一人じゃうごけませ〜ん!」
「大丈夫!介護の人つけるから」
待つこと少々、やってきたのは・・・・
19才のおね〜ちゃん!しかも美形!
それからワタクシに何がおこるのか!
何が変化するのか!
とても続きを書けません。