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転進!おおひま遠征隊(1999・伊豆)


転進とは:
「撤退」・「退却」という言葉はコッパズカシイと考えた旧日本軍が、逃げ出す時に用いた言葉。
まあ、一種のイイワケですな。

「大島じゃぁ!!伊豆の大島じゃぁ!!砂漠を走るのじゃぁぁぁ!!!」
などと唐突にワメき出し、遠征部隊なるものの結成を試みたワタクシ。
行き当たりばったりの計画が上手く行くわけも無く、上陸どころか出発さえも出来ないのであった。


伊豆大島上陸作戦が失敗に終わった我らが「おおひま遠征部隊」は、このままふて寝する事を潔しとせず、更なる増強部隊を得た上で攻撃対象を変更して伊豆方面を集中攻撃すべく、西湘PAに秘密集結したのだが・・・

☆伊豆攻撃秘密部隊陣容
戦艦 :トランザマギ(旗艦・むらやの連隊長)/小テネレ(ぱら傷痍軍人)
軽巡洋艦:DR(正満くず長)/Kセロー(K山軍曹)/どらセロー(加藤戦闘
隼隊)/TW(ひま旧司令官。二等兵に格下げ)

夏を思わせる日差しの下、気合十分に次々と集合!!している他のツーリンググループに混じり、ダラダラと集まる我が軍団。
「ねみー!!」「だりー!!」。
そんな我々に手を振る女性が・・・・
おぉーっとぉ!!!N姐御だぁぁぁ!!
「元気ぃ?久しぶりぃ!!TIPIに行くんだってぇ?」
な・な・なぜ作戦がバレているぅ!!!
「今日は夕立があるかもよぉ。そしたらあそこはマディーだよぉ!!」
湯河原遠征途中の姐御XRの機銃掃射を受けながら、白銀林道に逃走する我ら。

「今回はガレ場は行きたくない」
というむらやの連隊長の指令とは裏腹に、白銀のややガレを突き進む。
敵を欺くには、まず味方を欺くのだ。
快晴の空の下、初島・大島を望む。
さらに利島・新島・式根島と続く島影を眺めながらの走行。
ヒルクライムアタックで正満DR轟沈。
それにしても暑い!とにかく暑い!
早くも
「とっとと温泉に入ってルービ飲んでクズろう!!」
と叫ぶ人も。

大渋滞の海岸沿いの国道を進み、さらにヘロヘロになりながら、熱川温泉先のコンビニで昼飯。
「もういいよぉ!このままTIPIに行って、温泉入ってルービ飲んで寝よう!」
と、先ほどの人。
だぁめぇだぁめぇ!!という事で、白田林道・上佐ヶ野林道へ。
しかしこの道は、TIPIへの近道でもあったのだ!。
敵を欺く前に、味方に欺かれたのだ!!。
ガレた登りで苦戦する戦艦2隻。
ぱらテネレ轟沈!(立ち轟沈)。

TIPIの上の「マボロシの伊豆軍団秘密特訓コース」に到着。
一同乱入!!。
ここでも戦艦は苦戦!!。
トコトコと前進するTW、すると目の前にトランザマギが停まっている。
えっ??良く見ると無人で立っている!!!
傍らで立ち尽くす、むらやの連隊長。
三角土手越えに乗り上げて、見事カメノコ状態なのだ。
救助を開始しようとすると、草むらの向こうから、胸を締め付けられるような叫び声!!
「助けてくれぇ!!」
ぱら傷痍軍人の声だぁ!!!
骨折入院から復帰したばかりの ぱら傷痍軍人、あの伊豆の悪夢が頭をよぎる!
連隊長と駆けつける。
そこには・・・・
変わり果て、血にまみれたパラさんが・・
そんな訳はなく、本人は涼しい顔で
「いやぁ!一人で起こすのカッタリイから。重たくってさぁ」
なんですとぉぉ!!!

☆第一回・河津ヤミコース タイムトライアル

優勝:むらやの(DR) 3’04
2位:どら加藤(セロー)3’14

以上。
他の選手は、暑さに負けて出走取り消し。
それは困りましたな。

時は流れてTIPIの夜。
加藤シェフの「秘伝・伊豆ヤキソバ」などが食い尽くされた頃・・・・
闇に乗じて、伊豆守備軍の でかやま特殊工作員が現れ、大量のルービ爆弾によるじゅうたん爆撃を開始!!!
奇襲であるため目立たない行動をこころざしてか、重巡洋艦WRではなく、魚雷艇のヤマハ製ゴリラ(スミマセン。型式判らず)での登場だったのだか、その体型からしてかえって目立つ有り様!!!
それでも爆撃自体は大成功!!!
あわれ我らが伊豆攻撃部隊は、一人また一人と、次々テントの中に沈没していくのであった。



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