中学生への語り
〜こんな時にこんな語りを〜


4.悪ふざけが、大事故につながる危険性があることを教える 語り 
           
〜ハインリッヒ330の原則を語る〜

立って友だちとしゃべっている生徒の後ろから、椅子をひいておき、座ろうとした瞬間、その生徒が床にしりもちをつく。廊下を走っていて出会い頭に人にあたる、など、学校では何気ない時に、何気ないところで大事故につながるようなことが多い。「悪ふざけは、大事故につながるからやめなさい。」と言ってもなかなか生徒たちにはピーンとこない。そんな時にする語りです。

 みなさん、もう少しで大怪我をする、もう少しで命に関わる大事故になるという経験はありませんか。実は大怪我や命に関わる大事故の陰には、29回の小さな事故と、幸いにして起こらなかったが危険なこと(ヒヤリとしたこと)が300回も繰り返されているのです。言いかえると、ヒヤリ事故を300回も繰り返していると、やがて大怪我や大事故につながってくるのです。今日のように、○○君が立って友だちとしゃべっている間に、後ろから椅子をひきました。しりもちですみましたが、このような悪ふざけが、つまりヒヤリとしたことが学校中で起これば、300回なんてすぐにやってきます。そうしたら、必ず一つは大事故につながるのです。

 大事故を防ぐためには、小さな事故、ヒヤリ事故を事前につぶさなければなりません。これからは気をつけなさい。

             

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