7.配布されたプリントをすぐに紙飛行機にする生徒への語り
〜紙の無駄使いの恐さを語る〜
(幼少の頃、祖母から聞いた語りから)
先生は小さい頃、おばあちゃんからこんなことを聞いたことがあるんだ。紙を無駄使いするとね、死んだら紙地獄っていうところへ落ちるんだよ。紙地獄ってね、これまで自分が粗末にしてきた何千枚もの紙が重なり合ってできた大きな袋のことなんだよ。そこに落とされるんだ。袋の中の酸素がだんだんなくなっていって、だんだん息苦しくなるんだ。「なんだ紙くらい」そう思って、一生懸命に紙を破ろうとするんだけれど、これまで自分が粗末にしてきた紙が重なり合っているから、紙一枚を破るようにはいかないんだよ。そして、最後は破ることができずに、自分自身苦しんで苦しんで苦しみぬくんだって。先生は知らないよ、そんなのみたことがないから。けれども、やっぱり紙を大切にしようと思う。配布されたプリントも紙飛行機なんかにして無駄にはしないでおこうと思う。みんなはどうかな?それでも、紙を無駄使いする、紙飛行機を飛ばすと言う人はどうぞ。けれども、先生は紙地獄へ落ちても知らないよ。
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