旧国鉄最後の蒸気機関車として設計されつつ電化、ディーゼル化の波に押されついにその雄姿は見られなかった。
戦後日本の重要な物流の担い手として、C58をベースに新設計されたバランスの良い姿からもうかがえる高性能の蒸気機関車の実機を見たかったと思うのは、私だけではないと思う。
私は、機械設計を生業にしているが、鉄道ファンであるが蒸気機関車の構造については全く無知であった。
その為秩父鉄道のC58363は数え切れないほど見に行きました。
交通博物館、静態保存の公園、梅小路動態保存蒸気、又書籍も蒸気機関の仕組み、計算式等、こんなに勉強したのは学生以来である。
一番参考に成ったのは、小学館発行の「鉄道」と言う図巻である。解りやすく解説されたそれぞれの仕組みを詳細にイラストで紹介してあるので非常に参考になった。
編者のこだわりには脱帽せざるを得ない対象が小学生高学年と思うがこの図鑑で全て理解できる小学生はよほどの「SL」マニアであろう。