*ごあいさつ*
私は、ご入手いただいた日本翁草が、今後順調に成長し、毎年春、たくさんの花を付ける大株に育つことを願っております。そして、その結果として、絶滅危惧種日本翁草の国内各地復活の一助となりますことを期待しております。
このような想いから、日本翁草の管理・育成上、大切と思われることを(私の体験から得たことですが)下に記しました。ご参考頂ければ幸いです。
1.翁草の根は年を経るごとに太く長く(野菜のゴボウのように)成長していきます。
《鉢で育成する場合》
太く長く伸びる根に対処できるよう、より大きな鉢(最低でも5号深鉢。なお、鉢は大きい程成長のために良いです)に移植してください。追加する土は、水はけを良くするため、軽石を20%程度混入したものをお薦めします。
《地植えで育成する場合》
日当たり、通風、水はけが共によい場所を選び、移植してください(水はけが悪い場合は、軽石を根の下部分に充分に入れて、水はけを良くする)。
尚、移植時期は(本来、移植の最適時期は5月中旬頃ですが)、私が育成している翁草は、根が充分成長していますので、鉢にせよ地植えにせよいつでも大丈夫です。なお、移植直後は水を充分に与えてください。
2.翁草は、暑さに弱い植物です。
《鉢で育成する場合》
梅雨明けから秋の彼岸頃までの管理が最も重要となります(管理に失敗する場合、ほとんどがこの時期に集中しています)。この時期の直射日光は、翁草には相当厳しいものとなりますので、日陰になる場所に移すか、もしくは日陰を作るよう、工夫してください。ただし、屋内に入れてしまうのではなく、自然の風が流れている場所が最適と考えます。一方、寒さの対策は全く不要ですので、戸外に置いたままで大丈夫です。12〜2月の厳寒期、戸外に置くのは寒すぎてかわいそう、とのお考えから、暖かい室内で管理される方が多いのですが、翁草は寒さに強く、凍土の中でも平然と生きていますので、ご安心頂きたいと思います。春は寒い冬を経ないと来ないものです。冬の寒さを充分に味わわせて、春を迎えさせてください。翌春、立派な花を咲かせることでしょう。
《地植えで育成する場合》
7月の梅雨明けから9月のお彼岸くらいまでの間、すだれ等で夏の直射日光を和らげて頂くと良いと思います。
3.翁草は、太陽光と自然の風を好む植物です。
《鉢で育成する場合》
戸外にて育成する期間を多くして頂くことが大切と思われます。特に、花芽が動意を見せてくる2月から種子を付ける5月までの間は、充分に太陽光を当てるようにしてください。その結果、花は素晴らしく成長し、その後に実る種子も立派なものが採取できます。また、9月下旬から11月中旬くらいまでの期間も、充分な太陽光が必要となります。この時期は、翁草の、根・幹・茎・葉のすべてが、太くたくましく成長する時期となるからです(この時期に、翌春の開花のためのエネルギーを蓄えているのではないか、と私は考えています)。しかし、太陽光を好むとはいえ、夏だけは(Aでも記しましたとおり)例外です。充分にご注意ください。
《地植えで育成する場合》
自然のままに任せてください。ただし、夏季は、上記Aを参考にしてください。
4.翁草には、灌水の仕方が大変重要です。
《鉢で育成する場合》
まず第一に、水のやりすぎは根腐れの原因となります。しかし、少なすぎても成長しません。そこで、灌水をする時期をよく見極めて与えることが大切となります。灌水は、表土が乾いてきた頃、鉢の土中全体に水が廻るよう、充分にされると良いでしょう。翁草は、土上に露出している茎葉に比べ、土中の根はゴボウのように太く成長しています。この根に高い保水能力があるため、度重なる灌水は不要なのではないか、と私は考えています)。
●季節ごとの灌水の注意点
(a)3〜5月の花期および種子を付ける時期は、根元近辺から水を与えてください。この時期の花茎は、20〜30cm程に長く伸びるため、水を上から与えると、この花茎が折れたりすることが多いからです。
(b)夏の盛りの灌水は、夕方にするのが最適です。朝や日中に水をやりますと、外気温の上昇によって鉢中の温度も上がり、鉢の中の水分がお湯のように熱くなってしまって根を傷めるのです。
(c)厳寒期の灌水の時間帯は、天気のよい、比較的暖かい日の午前中が適しています。午後の遅い時間に行いますと、鉢中に水分が残ったまま夜を迎えることになり、寒さで霜柱ができる(土が浮き上がってしまう)原因となるからです。
《地植えで育成する場合》
原則として自然のままに任せて、灌水は不要です。ただし、2月下旬より4月中旬くらいまでの間(この時期は花芽の動意で)、多量の水分を必要としますので、土の状態が特に乾いている場合は、充分な灌水が必要です。
5.病中害対策・肥料・その他について
《鉢で育成する場合》
(a)6月頃から10月頃まで、5mm前後の薄緑色をした虫(虫名:蚕さま)が、葉の裏側に住みつくことがあります。この虫は葉を食い荒らしますので、注意が必要です。葉に穴が開いているようなときは、この虫の被害と思ってほぼ間違いありませんので、虫を見つけたら除去してください。
(b)9月下旬頃、園芸店等で売られている肥料(醗酵油かす等)を、根元から離れた場所に、土中に埋め込むように施肥してください(土中に埋め込まずに土上に置いたままですと、虫が発生することがあります。尚、肥料の与えすぎには注意してください。参考例として、5号深鉢で中粒の3〜4個が適当と思います)。(c)12月の降霜の頃になると茎葉は枯れます(根は生きていますのでご安心ください)。この枯れた茎葉は2月頃ハサミ等で根元近辺から切除して(もう新芽が動意していますので、傷めないように注意して)、株周辺の表土をきれいにしてください。春の陽光を充分に浴びることができ、立派な花を咲かすでしょう。
《地植えで育成する場合》
上記(a)(c)については、同じく対処してください。(b)は不要です。
6.種子を蒔き、苗を育成するにあたって
5〜6月頃、種子は完熟してきます。完熟すると、種子は自然に花茎より離れますが、この時、離れる直前を狙い、種子を採取してください。この種子を用意した土の上に、土をほとんど被せず、ただ置くような状態で蒔きます。強い風が吹きますと種子は飛ばされてしまいますので、囲いなどをして飛ばされないように注意してください。発芽までの期間は、20日間弱です。この間、表土は常に湿った状態に保ってください。発芽は双葉から始まります。その後、数日で本葉が出てきます。苗がしっかりしてきたら、根が傷まないように掘り出して、植え替えをしてみてください。播種後2〜3年目の春には、花を付けるでしょう。植え替え後の管理は、前記@〜Dを参照してください。
| (一)日本翁草とは |
| (二)日本翁草への苗、育成者の想い |
| (三)日本翁草の国内各地への復活を夢見て〜苗、育成者の行動〜 |
| (四)日本翁草を育ててみませんか。 ご希望の方は以下の方法(AおよびBの@ABで)お求め下さい。 |
| A・通年で宅配便にてお届けする販売をおこないます。 |
| B・花期の期間限定で販売等をおこないます。 |
| @当地にて紹介、販売等をおこないます。 |
| A国内各地の花屋さんで販売 |
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| (六)日本翁草の育て方 |
| (七)リンクのページ |
| (八)歌「おきな草」を制作しました。 |
| <苗、育成者> | |
| 住所: | 群馬県富岡市原605−5 |
| 氏名: | 日本翁草育成所(有限会社 富澤内) 代表:富澤信子 店舗責任者:富澤康武 |
| TEL/FAX: | 0274−67−3105 |
| ホームページURL: | http://www.okinagusa.com |