2019年1月1日に作成したクイズ問題です。テーマは特に決めずに作成しました。10問。

問題のすぐ下に解答がありますが、答えの部分の色を変えて見えなくしてあります。答えの部分のテキストをドラッグして反転させて見るか、いったんテキストファイルとして保存してから見ると良いでしょう。


※スマートフォンなどでドラッグしても文字が反転されない場合のために、答えの文字を変更するボタンを作りました。
必要な人はこれを使ってください。
 

  1. 砂糖とでんぷんを混ぜて粒状にしたものを銀でコーティングした、ケーキやアイスのトッピングに使われるお菓子の材料は何でしょう。
    アラザン
    たまにケーキに乗ってる仁丹の粒みたいなやつです。個人的には、昔、あれを噛むとアルミホイルを噛んだときのような気分になったので、それ以来あんまり好きじゃないです。
  2. スペースコロニーを建設する軌道の候補とされる、恒星、惑星、衛星の重力が均衡してその場に留まっていられる箇所のことを何と言うでしょう。
    ラグランジュポイント
    ゲームとかガンダムのネタで振ろうと思ったものの、じつは両方とも詳しくないのでとりあえず普通に問題文を作ってみました。
  3. お互いに特許料を支払わなくて済むというメリットがある、2つの企業がそれぞれで持つ特許の行使を互いに許諾する契約のことを英語で何というでしょう。
    クロスライセンス
    TVで下町ロケットを見てたらこの単語の解説が出てきたのでついメモってしまったものの、使いどころがなかったので今回の問題文にしました。
  4. 1888年にフランスの警察官アルフォンス・ベルティヨンによって現在の撮影方法が確立した、警察に逮捕された人物の側面と前面を撮影した照明写真のことを英語で何と言うでしょう。
    マグショット
    たまに海外ドラマなんかで見かけるあれです。ドラマじゃないですが、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツが若い頃、車の速度違反で捕まったときに取られたマグショットがネット上で出回っていたのを観た憶えがあります。
  5. 科学者がその業績を水増しする温床になっていることから不正行為とみなされている、論文の成立に直接貢献していない者が論文の共同執筆者であるかのように名を連ねる行為のことを、論文著作権を贈る、といった意味の英語で何と言うでしょう。
    ギフトオーサーシップ
    論文に関わってないのに名前だけ載せるってアリなんか、と思ってたら、やっぱりナシみたいです。問題文に書いてある和訳がイマイチだったかも。この和訳のせいで、知ってたのに答えられなかった、とかあったらごめんなさい。
  6. イギリスの歴史家エドワード・ギボンが「ローマ帝国衰亡史」の中で、「人類史上もっとも幸福な時代」を指す言葉として作られた造語である、ローマ神話に登場する平和と秩序の女神の名前を元にした、五賢帝時代を指す言葉は何でしょう。
    パクス・ロマーナ
    ローマ神話における平和と秩序の女神はパークスなので、そこからラテン語での造語でパクス・ロマーナ。あと五賢帝時代というのは紀元96年頃から紀元180年頃を指します。エドワード・ギボンはこの時代を美化してますが、実は五賢帝時代はそんなに幸福でもなかった、というのが今の歴史学での見解らしいです。
  7. ミケランジェロが署名を入れた唯一の作品として知られる、キリストが磔にされて死んだあと十字架から降ろされたキリストを聖母マリアが抱く構図となっている、ミケランジェロの最高傑作とも言われている像は何でしょう。
    サン・ピエトロのピエタ(ピエタだけでも可)
    その名前の通りサン・ピエトロ大聖堂に収蔵されているピエタです。「死んだキリストを聖母マリアが抱く構図」のことをピエタと言うので、この問題文だとピエタだけでも可としています。あと、このピエタ像、1972年に精神を病んだ地質学者ラズロ・トートが「俺はイエス・キリストだ!」と叫びながら金槌で聖母マリアの腕と顔面を破損させていて、今はそれを修復したものを防弾ガラスで覆って展示してるらしいです。
  8. イグ・ノーベル賞授賞式会場で、受賞者が投げた紙飛行機を投げたあとに片付けを行うモップ係を2017年まで務めた、2005年に光学コヒーレンスの量子論への貢献でノーベル物理学賞を受賞した人物は誰でしょう。
    ロイ・グラウバー
    時事ネタその1。じつはこの人、先月(2018年12月26日)亡くなったそうです。2018年のイグノーベル賞授賞式まではモップ係として出席したんかなあ、と動画を探して観てみたものの、見つけられず。2017年は出席してたようなので、たぶん2018年は体調悪くて出席できなかったんだろうな、と思った次第。なので問題文では2017年を最後としました(とか言いつつ、見間違いだったらどうしよう。イマイチ自信ない)。あとこの人、2005年は本家のノーベル賞受賞式に出席するために、その年の同時期に開催されたイグノーベル賞受賞式だけは欠席してます。それはともかく、ご冥福をお祈りします。
  9. パレスチナのベツレヘムを囲む分離壁からわずか4メートルの位置に建設されているため客室に直射日光が入るのは1日わずか25分程度だという、イギリスの覆面アーティストであるバンクシーが地元ビジネスマンのウィサーム・サルサーと共同で2017年3月に開業した、「世界一眺めの悪いホテル」の通称があるホテルの名前は何でしょう。
    ザ・ウォールド・オフ・ホテル(The Walled Off Hotel)
    Wikipediaでは「世界一眺めの悪いホテル」の名前で記事が書かれているものの、不自然に思ってよく読んでみたらこれは単なる通称らしいです。正式名称がこれだったら良かったのに。
  10. 1992年に創刊された当初は「漫画極道」という雑誌名のヤクザ雑誌だったものの、1993年に既存読者全員切り捨てに等しい美少女漫画雑誌へのリニューアルを行った際に現在の誌名となり、そのまま長期間刊行を続けていたが、2016年9月にWeb版へ移行し2018年12月31日のWeb版で刊行を終了した雑誌は何でしょう。
    漫画ばんがいち
    時事ネタその2。とは言いつつも、大多数の人にとっては心底どうでもいい問題かも。でも個人的に2018年の年末でいちばんショックだった出来事。Web版に移行した時点で終わりが近いと思ってたものの、いざ終わるとなると寂しさがこみ上げてくる。個人的にはこれで平成の終わりを実感。問題文では端折りましたが当初の「漫画極道」のあとは「漫画番外地」に誌名を変更してから1993年に問題文に書いたリニューアルをしています。1年程度の間に2回も誌名を変更したあとは四半世紀も続いたんだなあ、と思った次第。昔この雑誌で連載していた「宇宙の法則世界の基本」っていうシュールなギャグマンガが大好きだったなあ。あと「月刊まっとうスポーツ」っていう辛口野球コラムも好きだった。って、解説じゃなくてただの感想になってるな。

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