ラガディアン&アンディROOM





昔、アメリカの田舎町にマルセラという女の子がいました。
ある日、マルセラはおばあちゃんの家の屋根裏部屋で古いお人形を
見つけます。それをマルセラのお父さん、ジョニー・グルエルが縫
い直し、ボタンの目をつけ”ラガディ・アン”と名づけました。
そして病気のマルセラを喜ばせようと毎日子守り歌代わりに枕元で
ラガディ・アンのお話を作って聞かせました。

これがアンとアンディの始まりでありました。

残念なことにマルセラは14歳で亡くなってしまいましたが、ジョ
ニーはマルセラのためにも多くの子供たちにアンを知ってもらいた
いと思い、マルセラのために作ったお話を集め「ラガディ・アン・
ストーリーズ」を1918年に自費出版しました。

「マルセラは田舎のおばあちゃんの家の屋根裏部屋で遊ぶのが大好
  きでした。古いものがたくさん見つかるからです。マルセラはがら
 くたの山の中から鼻と口とシューボタンの目が一つだけついた古い
 布のお人形を見つけました。」

 1918年にお話も絵もジョニー・グルエルによって書かれた最初の
 本「ラガディ・アン・ストーリーズ」はこのように始まります。
 このお話はグルエルの家の手作り人形にヒントを得て作られたもの
 です。この人形”ラガディ・アン”はグルエルのお姉さんが持って
 いたものをグルエルが縫い直し、一人娘のマルセラに譲られたもの
 でした。

 グルエルはラガディ・アンと1920年に登場した弟ラガディ・ア
 ンディのお話を19作も書き続けました。1938年にグルエルが
 亡くなってからは、たくさんの作家や画家がこのお話を作りつづけ
 てきました。
 

 マルセラは1916年、14歳のとき、注射針からの感染で亡くな
 りました。亡くなるまでの間ずっと、ジョニーは子守り歌代わりに、
 マルセラが寝ている間に活躍しているアンたち人形のお話を聞かせ
 ました。出版されたこれらのお話で、グルエルは心地よいノスタル
 ジックな世界を描き出しました。
 

 そんなアンとアンディは人形を初め、ファブリック、陶器、時計などの
 商品が出ているラガディアン商品。
 世界中の子供達の大切な友達として夢を与え続けています。

 

 


 


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