昭和30年代
AZ時代
AZ時代
著作一覧
帰国後10年間、日大理工学部などで教職についた後、翻訳会社「英瑞カンパニー」を設立。同時に「AZ同胞会」の主宰として自由価(定価を設定せず)にて「AZシリーズ」など20冊を出版。自身で精神世界を特攻的に遍歴する時代である。
AZ同胞会は数千人にまでふくらむが、突然、自らの“死亡通知”で会の組織活動に終止符を打つ。

それからの旅の時代は、新潟、伊豆、奄美大島、喜界島などでの暮らしを織り込みながら主に牧野元三氏との16年間に及ぶ“ZA(托鉢)”実践の時代である。この時代、一切の著作をせず、何冊もの分厚い“旅ノート”を残した。そこに貼られたメモやレシート、写真や切抜きなどありとあらゆるものが、世界をカンバスにした「作品」であるということを物語っていた。
AZの書籍雑誌の著作権は人類のものなるが故に、転載、脚色、上映、上演は大歓迎である。 
           十菱 麟