新たな決意

がむしゃらに走ってきた。
気づけばもうデビューして10年が経つ。
「もう10年かー…」
そんな打ち合わせの休憩中のつぶやきを聞いていた人物がいた。
「どうしたの?そんなに感慨深げに。はい、コーヒーどーぞ。」
ジロウだった。
「サンキュ。あー、なんかさー、こうやって夏のイベントの打ち合わせしてたらねー」
「10年なんてあっというまだなーって?」
「そうそう」
ジロウは壁に凭れ掛かってタクロウと話していた。

一方、屋上では・・・
「…いい天気」
タバコの煙りが青空に消えて行く。
「悲しい程青空って感じ」
タバコを吸いながら呟くのはヒサシ。仕事の合間の一服である。
「とのー!」
「なんだよ、てっこ」
同じくタバコを吸いに来たテル。
「なんかさー、わくわくしてこない?」
「もう10年だしなー。俺も楽しみだよ。」
この2人も10年という年月に感慨深げだった。


「ジロウ…俺はねGLAYで活動出来てホント幸せだと思ってる。」
「タクロウくん…」
「いろいろ大変なこともあったけどね」
「僕もGLAYを辞めなくてよかったよ。10周年頑張ろうね。」
2人は決意を新たにした瞬間だった。


今年はGLAYが10周年という事でなんとなく書いてみました。