何よりも…



誕生日の日
どうしても断われない仕事が入ってしまった。
もうすぐ2日も終わりという時間にウチに帰って来た。

「お帰り、ヒサシ」
「なんで誕生日の俺が仕事で、オマエが休みなワケ?」
「日頃のおこない?」
「ひでっ」
「宙は?」
「んー待ってる、って言ってたんだけどねー寝ちゃったよ。」
「そっか…ケーキ食おうと思ったんだけどな。」
「…ヒサシ、これ」
「…なに?」
「見てみな」
タクロウはそう言うと、台所へと行ってしまう。
手渡されたのは、画用紙。
何か書いてあるようだ。

ひさしへ

おたんじょうびおめでとう

ぼくはひさしのことがだいすきです。

そらより

子供の字で書いてあった。そして、自分とタクロウと思われる似顔絵。
「嬉しいだろ?」
コーヒーカップを手に持ったタクロウが微笑んで言う。
「これ…」
「保育園で書いたんだって。先生に何あげたらよろこぶか聞いたら、
お手紙書いてあげれば?って言われたんだって。可愛いよな。」
「うん…」
目頭が熱くなってくる。
「あーもー泣くなよー」
「泣いてない…って」
「最近涙もろいねえ、ひさしさん(笑)」
「…いーだろ、嬉しいんだから…」
「そうだね。」
「…」

「何よりも、嬉しいプレゼントだろ?」

「うん」


END


中途半端ー!なんじゃこりゃー!!
あ、ちなみに宙君の手紙の所は、ださ字になってます。
これは絶対ださ字で!!インストールされて無いと、普通のフォントになります。
雰囲気でないんだよね〜
短くてスマン。
一応ヒサバ小説。
タクヒサは改めて書きますよ。待っててね。