BODY GAME
「ジロ…」
後ろでTAKUROが呼んでいる。
「ん〜なに〜?」
雑誌を読んでいたJIROは後ろを向かず返事をした。
「あ〜あのさあ…」
なにやら歯切れが悪い。
「なにぃ?」
「いや、だから…」
「…ちょっとはっきり言ってよ!いらいらするじゃん!」
「ごめん。」
「…すぐあやまんないでよ、タクローくん。」
JIROは雑誌を置いて後ろを向いた。そこにはTAKUROがしゅんとして
立っていた。
「ごめんねジロ。」
「タクローくん、どうしたの?」
JIROはため息を小さくついて話し掛けた。
「今日は…するの…?」
「はあ?やるって何…ああ、あれ?」
JIROが意地悪な笑みを浮かべて答えた。
「今日はやめない?」
「何いってんの。やるよ!」
「でも…」
「やーるーの!」
「……」
「あ〜もうヤダよ〜」
「なんで?俺はたのしいけどなぁ」
「そりゃ、ジロは楽しいと思うけどさぁ…」
「約束は守ってよ」
「う〜」
2人がしていたのは、格闘ゲーム。
HISASHIのを借りてきて、ずっとやっているけれど、ずっとJIROの圧勝である。
しかもこの2人、賭けをしていた。
TAKUROが勝ったら、人前でいちゃいちゃしない事。(恥かしいかららしい)
JIROが勝ったら、TAKUROから1回負けるごとに、キス一個。(負けつづければ、それ以上も…)
今日もJIROの圧勝でした。
何をしたかは…聞かなくても分かるでしょう(笑)
密かにジロタクでした。
えーそれ以上は…何もいえません(泣)
このシチュエイションは某マンガをちょっとだけパクリましたね。