B Valentine’s Day
「とのくーん!」
「なんだよ」
「ねえねえ、どうするの?」
「何が」
「何がって、2月14日だよ!バレンタインだよ??」
「それが?」
「…とのくんはタクロウくんにチョコあげないの?」
「ジロウはてっこにあげんのか?」
「もっちろん!でさ…」
「なんだよ」
「……一緒にチョコ作らない?」
「は?」
「だからー、僕はテルにあげるチョコを、とのくんはタクロウくんにあげるチョコを作るの」
「なんで?」
「もー!!いいから、作るよ!!」
ジロウはヒサシの腕を掴んで立たせて、引き摺るように歩かせる。
「ちょ、痛いって、おい!」
ヒサシの悲鳴も気にせずに、ずかずかとジロウは歩いている。
と、向こうからタクテルコンビが。どうやら取材は終わったらしい。
「ジロウ?!」
「お前ら何してんだ?」
「テル!僕先帰るね!タクロウくん!とのくん借りるから!じゃ!!」
「お、おう…」
風のようにジロウはヒサシを引っ張って行ってしまった。
「何だ、今の…」
「さあ?でもさぁ…」
「ん?」
「俺ら…置いて行かれたって事だよね?」
「…そうだな…。……飲みに行くか?」
「そうしよっか」
結局、この2人には飲む事しかないようですな。
一方、風のように立ち去ったジロヒサコンビはといえば…
「とのくん、それ違う!!」
「うるせえ!」
「間違ってることを間違ってるって言って何が悪いんだよ!」
「うるさい!」
こちらも大変なようで(笑)
第一弾でした。(笑)
さてさてジロヒサコンビ(笑)はどんなチョコを作ったのか??
次はタクテルコンビにチョコをあげよう編です。お楽しみに。
第2弾へGO!