シンデレラ原沙知絵「いじめて欲しい」

「2000年だからという気負いはない」と巡ってきたチャンスにも涼しい顔の原沙知絵(東京・赤坂で) デビューして4年目。女優の原沙知絵(21)が初めてドラマの主役に抜てきされた。10日スタートの日本テレビ系「シンデレラは眠らない」(月曜・後10時)で、ヒロインの溶接工を演じる。「初主演だからとあまりリキみすぎるとダメ。目の前にあることを一つ一つこなしていきたい」。ひそかに燃えている。

 長身で年齢よりも落ち着いた印象。「仕事が面白くなってきたのは、昨年あたりから。共演者からも刺激を受けて芝居をもっともっと勉強したいと思うようになった」。時間があれば映画を見たり観劇したり。「映画や舞台もいずれはやってみたい。ただ一気に上昇気流に乗るのではなく、コツコツやってそういう状況になれば」と堅実だ。

 ドラマは町工場の溶接工が突然、巨大ホテルチェーンの相続人になってしまったために、思惑の外れた人からさまざまな悪意を仕掛けられるという設定。「どうせならとことんいじめて欲しい。そして自分もそれにぶつかっていきたい」静かな口調にヒロイン同様、苦境に負けない強さをにじませた。

 ◆原 沙知絵(はら・さちえ)本名・原幸恵。1978年5月1日、福岡市生まれ。21歳。高校卒業後に上京、97年7月にフジテレビ系ドラマ「ビーチボーイズ」で女優デビューしCMでも活躍中。身長173センチ。血液型A。


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