コリドラスの毒ってなんだ?

 「コリドラスは毒を出す」という話を聞いたことはありますか?でも実際どんなものかわからない方が多いと思います。そこで、わたしの「コリ毒」体験です。



体験その1 ゴッセイ


いまはなきウチダ熱帯魚でワイルドのLサイズのゴッセイを3匹買い、原チャリのメットインに入れ、30キロ走って自宅に持って帰ったところ、袋の水は白く濁り、泡立っていた。袋を開けたら石鹸のような変な匂いがした。ゴッセイそのものは無事だった。

体験その2 スーパーシュワルツイ


これまた、ウチダ熱帯魚でスーパーシュワルツイを買い、地下鉄で足元において自宅に持って帰ったところ、ゴッセイ同様、袋の水は白く濁り、泡立っていた。袋を開けたら石鹸のような変な匂いがした。スーパーシュワルツイそのものは無事だった。

体験その3 シミリス



シミリスを三匹買って30分ほど車で移動。写真のように水が濁ったが、ゴッセイのときより濁りは薄かった。袋を開けたら石鹸のような変な匂いがした。シミリスは無事。

体験その3 引越し


実家から車や電車で1時間ほどの所に引越し。ゴッセイとステルバイが入った袋とゴッセイとラミーノーズテトラの入った袋を電車で移動。到着し、袋を開けたところ、ゴッセイとステルバイの入った袋ではステルバイだけ痙攣し、数時間後に死亡。ゴッセイとラミーノーズの入った袋はラミーノーズが死亡。ゴッセイは無事。

以上が、わたしの「コリ毒」体験なのですが、何点か共通点があることに気がつきました。
・袋詰めの状態で輸送しているときである。
・袋詰めの水が白く濁り、石鹸のような変な匂いがする。
・毒を出す種類と出さない種類、種類によって出す量が違かったりする。
・毒を出した本人自身と同じ種類のコリは死なないが、別の種類のコリや他の熱帯魚は死んでしまう。

まとめ
以上の点から、コリは輸送時のストレス?から毒を出すようです。水槽で飼育中に出すことは経験上ありませんし、聞いたこともありません。その毒は自分自身や同種のコリにはあまり影響はないようですが、違う種類のコリや他の熱帯魚を殺してしまう力があります。コリを移動するときはできれば単独。少なくとも同一種でパッキングするべきであるといえます。特に、ゴッセイやシュワルツイは毒を出しやすいみたいですので要注意です。

また、人間に対する影響ですが、アマゾンでコリを採集している人に聞いた話ですと、「コリに刺されて腕が腫れ上がった。」とのことですのでヒレのあたりになんらかの毒を持っているのかもしれません。